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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

寒い夜だから…背脂ラーメン 立川『あらしん』

2022年12月25日 | ラーメン、つけ麺など
世間はクリスマスなのに、拙ブログは例年、ペヤングとかダブル炭水化物などについて語っている。


上記画像は、2年前のクリスマスに食べた、国分寺『淡淡』の「チャーハン+ラーメン」690円。
現在は10円値上げしたようだが、それでも700円と安い!

今年紹介するのは、よりによって背脂ぎっとりラーメン
大量に振りかけられた、真っ白な背脂が、ホワイトクリスマスを連想させるかも(←させねえよ)。
そのお店とは、12月12日にオープンしたばかりの立川『あらしん』
 
※お店ツイッターより。「あの女性」の正体は謎

店名の由来は、創業者の「アラ」イヒロミチさんと、ムタ「シン」ゴさん、双方の名前から。
このおふたりは、やはり両者の名前が由来となった、人気ラーメン店『ムタヒロ』も営んでいる。
ムタヒロについてはこのときに、2号店の『鶏そば ムタヒロ』について少しだけ触れた。


2号店はつい先日、『鮭節と鶏の中華そば』にリニューアルしたため、上記画像の「ダハハ鶏塩そば」は、今はない模様。
ムタヒロは多摩地区を中心に10店舗あり、各支店ごとに味やコンセプトが異なるため、ファンも多いはず。
あらしんのオープン初日は、長い行列ができていたが、ムタヒロの常連客も多数並んでいたと思われる。
健康志向の近年において、背脂ラーメン一本で勝負するお店に、行列ができるのはスゴイことだ。

開店から一週間ほど過ぎたある日。行列もだいぶ落ち着いただろうと、あらしんさんに入ってみることに。
夜営業開始時間の直後に訪問したのだが、10ある客席のうち、8つがすでに埋まっていた。
まずは入口の券売機で食券を購入。さっき「背脂ラーメン一本で勝負」と記したように、
メニューは「ラーメン」と「ラーメン 大」、「めし」と「瓶ビール」、追加の「生玉子」と「ネギ増し」のみ。
ラーメン850円とめし150円の食券を購入し、カウンター奥の席に座る。
噂には聞いていたが、開店してから日が浅いのに、早くも床が滑る。背脂恐るべし!

丼に醤油ダレ、おろしニンニク、魔法の白い粉を投入したのち、スープを注ぎ茹で上がった麺と具材を盛り付け、
トドメに大量の背脂をチャッチャと振りかけ、現在のあらしん唯一のメニュー・ラーメンが完成。


至る所に背脂がちりばめられており、表面がギラギラと輝いている。
横アングルはこちら。普通サイズの丼の縁にも、背脂がこびりついている。


先に到着していた、めしにはタクワン付き。背脂スープをかけるのが前提なのか、硬くパサついている。


さすがはムタヒログループ、スープぶっかけご飯愛好家の心情を、よく理解した炊き加減だ。

レンゲでよくかきまぜてから、スープをすくう。濃い醤油スープには、背脂の粒がびっしり。


ひと口すすると、背脂の甘味より、醤油ダレのしょっぱさが勝る。
やや太めの麺も、タレに染まってしまいソース焼きそばのような色に。ズルっとすすれば、やっぱりしょっぱい。


具材はチャーシュー、メンマ、ネギ、モヤシ、茹で玉子半分。
チャーシューは薄いが、5枚ほど入っている。玉子も回収し、いつものようにラーメン丼を作成。


途中で卓上のおろしニンニク、コショウ、一味をふりかけ、店員さんにお願いし、おろしショウガもいただく。


私は苦手なので使わないが、スープの塩分を薄めるのには、卓上のお酢が有効かも。
とにかく、脂っこくしょっぱいので、メシがどんどん進む。『武道家』のように食べ放題だったら、3杯はイケそうだ。
ラーメンを食べ終えたあとは、スープをかけてご飯も食べ切り、「ごちそうさまです」。見苦しい画像で失礼。


冬場は乾燥する時期だが、大量の脂のお陰で、リップクリームは当分いらない(笑)。
喉が渇き、すでに何度か継ぎ足したコップの水を一気に飲み干し、滑って転ばないよう、慎重に出口に向かう。
お店を出たらすぐ、足を自動車のワイパーのように左右に振り、靴底の脂を地面に擦り付ける。
繁華街なのに、ひとりでツイストを踊ってるみたいで、なかなか恥ずかしかったぞ。

数日後には、別の場所で飲んだあと、シメを食べるために再訪。
今回の注文は、ラーメンと生玉子50円。ただし、ラーメンは「醤油ダレ少なめで」作ってもらうことに。
この日の席の前には、スープの大鍋があったが、フタも背脂まみれである。床が滑るワケだ。


数分後にはラーメン+生玉子が登場。


スープをすすると、注文どおりタレを減らしてくれたようで、初回ほどはしょっぱくない。
他のお客さんは、別容器で薄めるための割スープをもらっていた。そんなサービスもあったのか!
玉子を溶いて、すき焼きorつけ麺のようにして食べる予定だったが、どうしても「めし」の誘惑に勝てず、追加注文。

※めしは現金での追加購入可、今回はタクワン抜きで注文

玉子を中央にした、チャーシュー丼を作ったのだが、モタモタしているうちに、卵黄が底に沈んでしまった。


この日も、麺とめしをズルズルバクバクたいらげたが、さすがの私も、スープは少し残して退散。


冬を乗り越えるには、適度な脂の補給も必要だからね。あくまで適度、だが。

今回のブログタイトル、90年代の某ヒットナンバーからわざわざ拝借した理由はふたつ。
ひとつは今書いたように、「寒い夜だから、背脂を補給し元気に過ごそう」の意味。
もうひとつは「寒い夜だから、入口のドアを閉めろ!」だ。

あらしんさんの入口ドアは自動ではなく、しかも少々重いため、両手でしっかり閉めないと隙間が空く。
なので、来客→ドア空きっぱなし→店内に冷風という場面に、わずか2度の訪問で、計5回も遭遇した。
前にも述べたが、私はドアを閉めない人間に、異様に怒りを覚えるのである。
冷たい風が吹き込む、冬の寒い夜ならばなおさらだ。
1回目は別の客が、当事者に「寒いので閉めてください」とお願い。
2回目は外待ちの客を確認しにいった店員が、ついでに閉めて戻った。
3回目は先客が開けっ放しにしたのを、後から入店してきた客が閉めた。
4回目は誰も閉めないので、やむなく私が席を立ち、閉めに行った。
5回目は、ムタヒロの常連なのか、店員と顔見知りの客が来店し、券売機で食券を購入してから着席し、
店員にお土産なんぞを渡している間、ずーーーーーっとドアが開いているのに、店員も知人の来訪を喜んでいて気付かず。
普段の私は、飲食店などの従業員には必ず敬語を使っているが(なので、使わないヤツを軽蔑する)、
妙に腹が立ったので、その客と談笑していた店員に、「ドア閉めてよ!」と、やや強めの口調でお願いしてしまった。
無論、この発言は例の客への抗議の意味合いも含まれている。「今入ってきたお前、ドアくらい閉めろバカ!」とね。

コロナ禍ゆえ、換気のためドアを開けている店もあるが、現在のあらしんさんには、そんな習慣はない。
なので自分に落ち度はないと思っているが、店員さんにクレームを付けたカタチになり、少々気まずいので、
あらしんさんにはしばらく自主出禁だ(泣)。飲んだあとのシメに、背脂ラーメン+ライスは最適なのだが。

皆さんも、こちらのお店を訪れた際は、ドアがしっかり閉まるのを確認してから入退店してほしい。

※店の外から見たドア

これは寒い夜だけでなく、昼でも他の季節でも、そもそも他のお店でも、守っていただきたいマナーである。



ラーメン あらしん
東京都立川市錦町2-1-1
JR立川駅から徒歩2分少々、モノレール立川南駅からも同じくらい
営業時間 11時半~15時、18時~23時、日曜は21時まで
定休日 なし
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2 コメント

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日が沈む前に飲む酒はウマイ様へ (りくすけ)
2022-12-26 10:54:07
お邪魔します。

「寒い夜だから、入口のドアを閉めろバカ!」
大きくうなずきます。
当たり前のマナーが欠如した人には、
ホントに腹が立ちますね。
同時に、自分自身も気を付けねばとも思います。
たとえ悪気はなかったとしても、
うっかりマナーを欠いた言動をしないよう、
注意して生きなければなりませんね。

『あらしん』さんのラーメン、旨そうですね。
前回『一ツ橋大勝軒』共々、ごちそうさまでした!

では、また。

追伸
有馬記念はいかがでしたか?
競輪グランプリでの健闘・的中を
お祈りしております。
返信する
Unknown (日が沈む~(略))
2022-12-26 14:03:07
りくすけ様、
コメントありがとうございます。

私自身、日頃は社会のルールやマナーを守らないロクデナシのくせに、
ドアを閉めない人間と、時間を守らない人間が、なぜか許せないのです。
実際、他の店では何度か口論になってますし、そのうち殴られるかもしれません。

そういえば、競輪場では何度も、見知らぬ客と口論やケンカをしていますが、
最近の場内では、客をほとんど見かけなくなりました。
競輪客は高齢者が多いので、みんな死んじゃったのかな(苦笑)。

今年の競輪グランプリ、なんとか当てたいものです。
返信する

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