しろくま日記

読んだ本の感想を記録してみたいと思います。
なんだか忘れてしまうので。

汚れた英雄 大薮春彦著を読んで

2011-03-02 | 日本小説
この作品も最近の昔読んだ作品の読み返しの流れで読みました。
ブックオフで105円×4で買ったので値段的にはお得でした。
この作品は高校時代まで何回も読み返したものなのですが正直今回読み返すのはかなりつらかったです。
ポルノ小説ばりのご都合かつ適当なストーリー展開には正直付き合うのにかなりの努力が必要でした。
今回の読み返しはの作品を評価していた過去の自分が恥ずかしくなるつらい体験でした…。
部分的にはいいなあと思える部分も(一巻の浅間レースあたりとか)全体的に読み進めるのにかなりの努力を必要としました。
二輪のレースの描写はなかなか光るものがものがあると思うのでここに注力していたらかなりの名作になったと思うのですが残念です。
大薮春彦氏の著作はいまではほぼ忘れ去られていますが今回本作を読んで私的にはまぁ忘れていい作家という評価になりました。
オートバイ好きのひとが懐かしさを感じるという意味で本作に一定の存在価値はあるかもしれませんが、純粋に二輪及びレースの面白さを伝える作品としてはマンガですが「バリバリ伝説」の方が数段上かと思います。
(バリ伝も汚れた英雄の影響は受けていると思いますが)
ということでかなり酷評しましたがこの小説、とにかくなんとか読ませるパワーがあります。
現代の中学生男子が読んで、どのような感想を持つかは楽しむみだったりします。
私は二度と読まないようなきがしますが・・・。

よろしければクリック下さい↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へにほんブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿