しろくま日記

読んだ本の感想を記録してみたいと思います。
なんだか忘れてしまうので。

死霊狩り 平井和正著を読んで

2011-05-19 | 日本SF
これも思いっきり昔に(中学生くらい?)読んだものを読み返しました。
私の頭の中ではなんとなく「汚れた英雄」とセットになっているのでその影響を受けての読み返しです。
肉体を鍛え上げること、銃器などの描写にこだわるところなどのハードボイルドな感じが共通点でしょうか。
「汚れた英雄」同様にがっかりしたらやだな~と思いながら読み始めましたが・・・。
案に相違し良かったです。
正直文学性を云々する作品ではないと思いますが、先が気になって読み進めてしまうストーリー展開とテンポ、変に凝ったメッセージを出していないストレートさ。
人類愛とはなにか?的なSFにありがちなメッセージらしきものもあるのですが思いっきりストレートで私は好きです。
楽しめます、堪能しました。
平井和正の作品はこの作品を含め多くが絶版になっているようですがもっと再評価されていいと思います。
「幻魔大戦全巻読め」といわれたら正直つらいですが、ウルフガイあたりブックオフで見つけたら購入したいです。

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