しろくま日記

読んだ本の感想を記録してみたいと思います。
なんだか忘れてしまうので。

ラフ あだち充著 少年サンデーコミックス

2016-07-30 | 漫画
MIX」1-8読後に短期間にあだち充作品読み返したり新たに読んだりなどしたので感想など。
(全部書くかは??)

「ラフ」はとりあえず家の本棚の出しやすいところに入れてありましたので手近なところからということで手に取りました。

1987年-89年「タッチ」の直後に少年サンデーで連載。

この時期私は高校2年-大学2年くらいでしたが、読んでいませでした。

高校時代は「みゆき」と「タッチ」「陽あたり良好」1-3巻を持っていてときどき読み返していました。
92年に社会人になってマンガを大人買いしだして「ラフ」も全巻セットで古本屋で購入して読んだ記憶があります。
当時は「H2」も出るたび買っていました。
懐かしい….。

あだち作品読み返すに当たりネット上でいろいろ評判を見たのですがあだち充の最高傑作として「タッチ」以外をあげている人の中では本作「ラフ」を「最高」としてている人が多いようですね。

あと評価が高いのは「みゆき」「H2」あたりのようです。
私も「タッチ」の評価は低い方の人なのでまぁ似たような気持ちを持っていました。

あらすじ[Wikipwdiaより]
埼玉県の私立栄泉高校水泳部に所属する大和圭介と二ノ宮亜美。2人の実家はともに和菓子屋で、祖父の代からライバル同士であった。最初は仲が良くない2人だったが、様々な出来事を経て、次第に惹かれ合っていく。亜美が兄のように慕う日本記録保持者の仲西弘樹と、圭介と亜美の三角関係は。 あだち充青春ラブストーリー


読後の感想ですが、26巻と長すぎた感のある「タッチ」に対して「ラフ」は12巻(通常のコミックス版)と短いこともあり全体によくまとまっています。

ただ前半で息切れして後半からラストは短くまとめちゃったかなぁという感もなきにしもあらずですね。

始めは「嫌い」から入ったヒロイン二宮亜美の大和圭介への感情が、時間を追うごとに「好き」に変わっていく展開を描いた前半部は今回読み返しても「素晴らしい」と感じました。
冷静に考えるとなんとも不自然な展開なわけなのですが、読者に不自然感を抱かせない「あだちマジック」素晴らしいところですね。

寮のくじ引きの結果(当たったわけでもない)運命の導きに会ったがごとく1日デートをすることになっての「1日」は一点の隙もない素晴らしさです....あだち充の妄想力とんでもない!!しびれました…。

その後の二宮亜美の「いやよいやよも好きのうち」というか二人の微妙な関係性と周囲の当てられっぷりの描写はあだち作品の中でも屈指ではないでしょうか?

有名な(?)桜の木の下を二人が歩くシーンなどはよくこんな展開書けるなぁと感心してしまいます。
ちょっと間違えると思いっきりベタなわけですが、品よく仕上げています。

「まっ、いいではないか」…悶えます。

ここで6巻で、ある意味ここでクライマックスになっているのでここからの6巻は長すぎた気がします。

二宮の別荘近くでの事故以降の展開はキレに欠けさらに仲西弘樹のケガ以降は展開が重たい….。

あそこまでひっぱってラストで片方をフる「二宮亜美ってどうなのか…」という感も抱かせます。

これまた有名なウォークマンから流れる告白でのラストシーンは素晴らしいとは思いますが後半部分はもう少しコンパクトにまとめた方がよかったような気もします。

ただこの辺、週刊誌の看板作品としての立場もあるでしょうしどこまで作者の意思でやっているのかわからないところもありますよね。

手塚治虫などは作品を割と好き勝手に書いていたようなイメージがありますが、サンデーの看板作家「あだち充」にはどの程度創作の自由があるのでしょうか?
初期の「みゆき」や「陽あたり良好」あたりは割と好き勝手に書いていそうですが「タッチ」以降は背負っているものが大きそうな….。

「芸術家」と「職人」の違いなのかなぁなどということを考えてしまいました。
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MIX 1-8 あだち充著 ゲッサン少年サンデーコミックス KINDLE版

2016-07-03 | 漫画
ふとあだち充の最新作MIXが読みたくなりKindle版で入手しました。

字の本は電子版より紙派なのですがマンガはスペースの関係もありついつい電子版に手が出てしまいます。

最初は1巻だけ読んでちびちびと購入して長く読もうと思ったのですが・・・。

読んでいくうちに先が気になってたまらなくなり結局発売済み(6月末現在)の8巻まで一気に大人買いして読んでしまいました。
この辺は手軽に買えすぎる電子書籍の悪いところ(いいところ?)ですね。

あだち充作品ですがこの「MIX」も含め「H2」以降の作品は読んでいませんでしたが初期のものからけっこう読んでますし(初期短編集を持っている)「ナイン」「陽あたり良好」「みゆき」「タッチ」「スローステップ」「ラフ」「虹色とうがらし」「じんべえ」「H2」は全巻読んでいて、短編も「ショートプログラム」「ショートプログラム2」は読んでいます。

ただ「H2」をオンタイムで単行本を買って読んだ以降「いつも美空」「KATSU」を途中まで買って止まっていたくらいであだち作品最近読んでいませんでした。
(「H2」傑作すぎた?)
好きなマンガ家なんですけどねぇ。

私的には(何の権威もないですが)日本マンガ界で天才と呼べるのは「藤子・F・不二雄」と「あだち充」!!と思っています。

両者ともあきらかに「非日常」な状態をあたかも「日常」として描き読者に違和感を抱かせないで読ませるところが天才だと思っています。
またある意味でのワンパターン性も共通点があります。
(「キテレツ大百科」「オバケのQ太郎」「ドラえもん」もある意味ワンパターンですよねぇ...)

手塚治虫はすごい才能ですがこの二人より多才かつ理に走っているという意味で「天才」でない気がする。

22世紀の猫型ロボットが普通に生活している情景やら、「MIX」のように同日生まれの義兄弟かつ野球の才能が素晴らしく、美少女の妹がいるなどという状況を合理化する説明もなしに読者に納得させてしまうというのは手塚治虫には無理なような…。
(アトムでもその誕生、その後社会に受け入れられるまで紆余曲折いろいろ理屈付け描いています)

さて「MIX」あの「タッチ」の明青学園が舞台の野球マンガです。

内容紹介(ゲッサンHPより)
舞台は明青学園―――
上杉兄弟の伝説から26年、今、再び運命の兄弟が明青学園の扉を開く。
あだち充が描く大型青春野球ストーリー。

2012年にゲッサンで連載開始し連載中の最新作!
タッチと同じ舞台、世界ですが「タッチ」の主要キャラは出ていません。

買う前にAmazonで書評を見ていて「いい」という人と「陳腐なセルフパロディだ!」とひどくけなす人がいてその辺に興味を持ち購入したのですが...。

私は傑作だと思いました。

よくも悪くもワンパターンの野球と美人の妹やら幼馴染やらを巻き込んだ(いつものように犬の名前はパンチ)展開なのですが…本作「どうせワンパターンですよー」という開き直りが激しい。(笑)
その辺の開き直りをどうとらえるかかと思いますが、まじめな人だといやな気分になるのかもしれません。

私はあだち充もすでに65歳ですから「いい感じで枯れてきているのでは」と好意的に受け止めましたし、ストリーやら描き方の様式美的展開になにやら伝統芸能的なものを感じてました。
「様式美」という視点でみると「キレッキレッ」で「凄み」のようなものまで感じました。

といって1-8巻で印象に残ったシーンを思い返してみたのですが…あまりない。(笑)

手慣れた野球の試合の場面は思わず引き込まれてしまうほど読ませますし、ラブコメ的展開も楽しめるのですが、序盤(?)なのでキャラ紹介的な部分が多いのかストーリー的には薄めな印象なので「陳腐なセルフパロディ」という評価もある意味当たっているのかもしれません。

一番印象に残ったのはタッチにも出てきた西村勇のボヤキですから郷愁的なもの、時間経過的なものが強く打ち出されているような気もします。
(ターゲット読者年齢層がオヤジなだけかもしれません)
主人公の立花兄弟、その父母(亡くなった方)の関係性も時間軸の中で今後いろいろ展開していきそうですのであだち充の集大成となる大傑作になって…欲しいなぁ。

まぁこのまま乾いた様式美に終始して終わっても私的には「あり」ではあります。

あだち充の野球長編「タッチ」も「H2」も(「クロスゲーム」は未読)基本的に同じ世界を書いている気がしますが、ヒロイン像は時代に応じて変わって(変えて)きていますね。

その時代の「最先端」からちょっと遅れている感じで描いて安心感を持たせるというか….。
その辺が現代視点で以前の作品を読み返すと古く感じられる理由なのかもしれません。(タッチとか)

ちょっと情けなさもありながらも基本優しく、控えめで、努力家(あまり表にださない)な主人公像は見事に変化がないですがヒロイン像はかなり変わってきます。

タッチの浅倉南はかなりきれいごとの世界かつ新体操で大活躍の絵に描いたようなヒロインでしたが「ラフ」の二宮亜美は身体能力は優秀なもののそこまで超人的ではない。

「H2」の雨宮ひかり、古賀春華はかなり現実的な線で落ち着いています。

今回は….まぁ現実的な線なんでしょうねぇ。
義理の妹(「みゆき」的展開)は明るい性格でそれなりに運動能力は高そうですがそれほどでもなさそう、監督の娘(は「ナイン」の展開だ)は新体操(は「タッチ」だ)をやっていますがそんなに身を入れているとも思えませんし性格も「完璧」というものではない。

とにかくあだち充の(セルフパロディ?)集大成、期待です!!

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漂流ネットカフェ 押見修造著 アクションコミックス(KINDLE版)

2014-04-15 | 漫画

「惡の華」で気になった押見修造作品「他にもなにか読みたいなー」ということでこちらもKINDLE版で購入しました。


この作品の前に現在連載中(らしい)「麻里は僕の中」1-2巻を読んだりはしたのですが(これもKINDLEで)今一つピンときませんでした....。

本作は1巻を読みだしたら止まらなくなりまたもや7巻まで1クリック×7で大人買いしてしまいました。
傑作だと思います。

楳図かずおの「漂流教室」のネットカフェ版という舞台設定なのですが、「教室」ではなく「ネットカフェ」ですから漂流してしまった人たちも大人の事情がいろいろ出てくる。
(一部楳図かずおタッチの登場人物もいたりしました)

普段から気に入らない「課長」に反抗する若者サラリーマンやら、暴力で人を支配しようとする人やら、女性をレイプしてしまう人やらなにからいろいろ出て来ます。
連載も「少年マガジン」でなく「アクションコミック」ですから性描写も大人の事情です(笑)
ただ「エロ」という視点でみるとこの作品、それほど「エロ」ではなく、「青春」の甘酸っぱさとそこからの卒業というのがメインテーマになっていて、私のような「ロマンチック」が捨てきれない妻子持ち40代男には非常に響いてくるものがありました。

1巻を読みだす直前に取引先の小さい子を持つ男性が「出かけるとき妻と険悪になって...」というような話をしていて、私も「わかるわかる」とうけていたので滑り出しの主人公が妊娠中の奥さんと喧嘩している場面など妙にはまりました。
なおその人にも1巻を読んでもらったらかなりウケてました。

その後23歳の若者に本作の話をしたら「前ちらっと読んだけどつまらなかった」という反応でした。
ある程度「オヤジ」度がないとはまらない話かもしれません。

ということで波瀾万丈がありながら「ネットカフェはどうして漂流したのか?」という謎を解いていくわけですがなかなか読ませます。
ハラハラしながら楽しく読めました。

「どうして漂流したのか?」は最後に明かされますが、正直ちょっと肩すかしかなぁという感もありますし、みんながそこから抜け出す場面は「残酷」さがひすぎるような気もしますが....。
まぁこれもありかとも思います。

最後に著者が「中学生の頃の初恋にまつわるトラウマ」を基に書いたことを言って、「妻に謝罪と感謝」しています、あと2歳の娘にも。
確かに著者の奥さんよくこの作品に耐えられたなぁと感心しました。

でもこの作者、相当屈折しているんでしょうねぇ....。

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球道くん1-19 水島新司著 少年ビッグコミックス

2014-03-22 | 漫画
時計じかけのオレンジ」を読んでいる途中からインフルエンザになり、熱が下がらないので込み入ったものを読む気にならず....。
こういうときはマンガだと思い久々に本作読み返しました。

本作を初めて読んだのは...今は(というかかなり昔に)なき「マンガくん」の創刊号(1977年1月10日)が家にあり、第一話を見たのが始まり。(自分が買ったのか兄が買ったのが覚えていない)
主人公の義父になる中西大介が雪の中バットを振っていた第一話ラストがとても印象に残っています。

Wikipediaで調べたら創刊号には藤子F氏の「エスパー魔美」なども載っていたようですがあまり記憶がない...。
(と書いていたら思い出しました!そういえば載っていた。記憶って不思議なものですね。)

そんなわけで水島新司の野球マンガの中ではかなり早くに存在を知っていたのですが全部読んだのは高校生くらいだったような気がする。

水島新司の野球マンガ「ドカベン」「野球狂の詩」など小・中学生のときよく読みました。
私の人格形成になにがしか影響与えているような気がします。

今持っているのは結婚してからただで入手したものです。

今回再読して感じたこと。

設定やら場所やらかなり頻繁に変わっているのは、掲載誌が「マンガくん」→「少年ビッグコミック」に変わったり、ターゲット読者層が変わったりしたのに影響を受けたんでしょうねぇ、ラストも無理やり終わらせた感ありますし...。

というわけで全体通すとストーリー的にかなり飛び飛びでになっていますが、一貫して描かれているのは「家族の絆」ということ。
インフルエンザで弱っているのもありましたが最後の方は目から涙がうるうるしました。
あとは「男らしさ」ということでしょうかねぇ。

ストーリーは無理やりに展開させられている感もありますが、主人公「中西球道」はとても魅力的です。
「大甲子園」でも決勝は明訓vs青田(中西球道)ですから、作者もかなり気に入っていたキャラなんでしょうね。

と結構おもしろく読み返したのですが、感想は面倒なので書くつもりはなかったのですが息子(小五)が風邪になったとき本作を貸したら夢中になって読んでいました。

名作は時代を超えますねぇ。

「大甲子園」が欲しくなってしまった。(喫茶店で通読したので持っていない、会社入ったころの20年前だ懐かしい...)

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惡の華1-10巻 押見修造著 少年マガジンコミックス(KINDLE版)

2014-02-23 | 漫画
本は場所を取ります。
時代は「電子書籍」かなぁなどとふと思い、SFがどれくらいkindle化されているかを見たりしていました。

品切れ・絶版の多いSFの世界なので電子化すればよさそうなのに驚くほど少ない...。
ハヤカワも創元も基本現在紙でも出版されている売れ筋の作品(「夏への扉)やらなにやら」をKindle化している感じで、紙で入手できないからこそ手に入れたい絶版本(「都市」とか)はKindle化されていない。
なんとかならないものでしょうか….。

というようなことをやっていて、昨年初め頃にタブレット端末Nexus7を入手したときに勢いで1-3巻をKindle版で購入した本書を読み返しました。

キャッチーな表紙で、ちょっとおおっぴらに読めない作品なので(笑)電子版が良く似合う作品な気がします。
(40代妻子持ち男性としては家に持ち込むのもはばかれる…。)
  

講談社=マガジンは昔から(「翔んだカップル」とか安達哲氏の「キラキラ」「さくらの唄」等)どろどろして倒錯した恋愛漫画を掲載してけっこう好きでしたので本作もその系列かなぁと思い「変態」ちっくな内容が話題になっていたので入手しました。

内容は
本好き中二男子の春日くんは、あこがれていた同級生の優等生美少女佐伯さんの
体育着をひょんなことから盗んでしまう。それを目撃していた仲村さんに数々の変態的行動を強要され….。
という内容。
高校編は中学で最後におおごとになってしまって、別の町に引っ越して高校二年になった春日くんのお話です。

ということで昨年に1,2巻と読んだのですが、割とステレオタイプな変態描写に思えて「合わないなー」となり3巻の途中で読むのが止まっていた状態でした。

今回と3巻の残りを読み、やはりそれほど感心はしなかったのですが「折角なので4巻も買ってみるか」と買ってみて読んだら.....。

はまってしまいました。

翌日5巻から最新10巻まで一気に買って読んでしまいました....。
電子書籍はクリック1つで簡単に買えてしまうのではまると「ヤバい」ですね。

4巻辺りからなぜ読みやすくなったのか...?

3巻までと違い4巻以降は「謎」の存在であった仲村さんの人間らしさが徐々にでてきます。
まったくの「謎」の存在が不安だったのが、ある程度「ものさし」が出来て理解可能になって読みやすくなったのかなぁと思います。
作品としてはある意味堕落しているのかもしれませんが、私のような凡人にとっては読みやすくなってよかったです。

また4巻以降、佐伯さんの壊れぶりも見所かと思いますが、この人は1-3巻ですでに壊れだしていましたので予想の範疇といえば範疇。
主人公春日くんはよくも悪くもあまり変わっていないような気がする。
基本他人依存型のキャラクターとして描かれていて「人次第」という感じでししょうか?

6-7巻(中学編)では仲村さんが壊れていく….。
ここでも春日くんはそれほど変わっていないのがなんだか不気味。

7巻途中から高校編が始まるわけですが、とても楽しく読めました。
中学編では「変態」がキーワードになっていて、かえって自由に描けていなかったような気がしますが高校編では「思春期の青年」の心理を「ちょっと変」をスパイスにしてよく描きだしているように感じました。
(これもある意味堕落なのかもしれませんが...)

基本読書好き少年・少女の恋愛という文学少年の妄想的なベタなテーマですが「中学編」でのひねくれ具合が味付けになっていて楽しめました。

高校編で春日くんが常磐さんに紹介した本のリストなどもなかなかよかった。
「「惡の華」みたいのはダメよー」と言われていましたので自主規制したようですが
中井英夫「虚無への供物」、筒井康隆「虚人たち」沼正三「家畜人ヤプー」等々を進めている。
「家畜人ヤプー」は女の子に最初に薦める本としてはどうかとも思いますが…。
「あーそっち系ねー」という常磐さんの反応は本大好き少年であった「私」にも本好き少年であった多くに人々にもなにやらうれしくなってしまいまう一言ですね。
(ちなみに春日くんの本棚、常磐さんへのPR本リスト、常磐さんの本棚とても気になりいろいろ調べてしまいました。澁澤龍彦氏などは読んだことがないので読んでみたくなりました。)
「常磐さん」本好きちょっと暗めな男子にとっては「理想」というか「妄想」で出て来そうなタイプです。
まぁ現実には絶対いないタイプな気がしますが....。

本好き男は本好き女子に憧れますが、本好き女子は本好き男子と話はしても恋愛対象とは別と割り切るような気がする。
(実感です)

そんなこんな「高校編」なかなか楽しい。
10巻最後で仲村さんが再登場して物凄く先が気になりました。
引っ張り方がすごくうまい。
引っ張り方は巻を追うごとにうまくなっています、あと絵も。

今後がすごく気になります。

プチ変態な方も、本好き女子との恋愛に憧れるあなたも。
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