相模太夫の旅録=Tabi Log

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小田原七福神の弁財天を祀る「華岳山福泉寺」 

2022-05-05 14:01:51 | 寺院
小田原市城山に曹洞宗の古刹「華岳山福泉寺」は鎮座している。創建は室町時代の宝徳・享徳年間(1449~1454)、開創は1470年の頃とされ550年超えの寺歴を有する。寛永・享保の火災により寺の記録を失ったことや開山の巨山州嶽和尚が文明9年に没していることや開基の陽林宗春居士が文元年間に没などから推定できる。中興・開基は大森氏頼の血族である「三浦道寸」で、当寺に奇宿し安叟開山の久野総世寺に参禅したという。江戸時代の大雄山最乗寺の輪往であり歴代の和尚が上山した。本尊は釈迦牟尼仏。かつてこの地は谷津といわれ泉が湧く田園地であり、寺名の「泉」もここに因んでいることが窺える。「寺号標」(石柱山門)より入山すると境内正面に入り母屋造りの「本堂」、右に庫裏がある。右側の庭にはピンクの「ボタン」が咲きその奥には「墓塚」がある。当寺は小田原七福神で唯一女性の神様である「満願弁財天」(江の島から分霊し勧請)を祀っている。美白の神様であることから多くの女性がご利益に授かろうと訪れる寺である。(2205)
 
 
 
 
 
 
 

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