京都市南区久世(東寺の山門前)に「雨乞い祈願のお寺」としても知られている西山浄土宗寺院「迎錫山福田寺」はある。創建は奈良時代初期(養老年間)、開祖は行基である。この土地に建立され有に1300年に渡る寺歴を誇っている。縁起書によると養老2年(718)、行基菩薩が夢のお告げにより此の地で「釈迦如来、地蔵菩薩」の二尊を刻み精舎を建立し「迎錫山福田寺」と号した。創建当時は八町四方に七堂伽藍を有していた中核寺院であったようだ。平安時代には「百人一首」の歌人としても知られる俊恵法師がここの住職であった。彼の歌仲間に鴨長明がいた。「山門」を潜ると正面に「本堂」、その前には「龍神堂」があり、「龍神像」(京都市指定登録文化財)と言う雨乞い祈願の像が祀られている。(1911)
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