相模太夫の旅録=Tabi Log

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相州大住郡日向村「石雲寺」末の「龍澤山祥雲寺」

2024-09-03 07:25:48 | 寺院
町田市高ヶ坂に相州大住郡日向村「石雲寺」末の曹洞宗寺院「龍澤山祥雲寺」は鎮座している。大永6年(1526)開山、小田原北条家が武運長久祈願、檀信徒の帰依し創建。本尊は釈迦如来。江戸期に幕府より寺領15石のご朱印状を拝領していることなどから厚遇を受けている。両脇に仁王像を配した「鐘楼」を兼ねた二層建の「山門」より入山すると正面に鉄筋コンクリート造りの「本堂」と「客殿」、「庫裡」がある。本堂左に「観音堂」がある。門柱そばには「掃除小僧」、鯉が優雅に泳ぐ美しい池、その周りに「七福神」、境内には大きな「水子観音」、「十二支の石像」が奉納されている。最近になって観音堂左に「五百羅漢像」が祀られた。当寺は「武相卯歳48ヶ所霊場の37番霊場」で聖観世音菩薩、「武相寅歳25ヶ所霊場の19番霊場」で薬師瑠璃光如来を本尊としている。本堂の左側の「観音堂」に安置されている観音様は「身代わり観音」の伝えがある。宝暦の時代、寺の山林田畑を自分のものにしようと目論んだ百姓が僧を相手に訴訟を起こすも敗訴。逆上した百姓が僧に切りかかるも不思議なことに僧は無事で代わりに観音像の右肩に刀痕があったと記されている。(2408)
 
 
 
 
 
 

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