今月も半ばを過ぎ朝夕の冷え込みも増しいよいよ秋も深まり木々たちが紅、黄、橙の葉を纏うように紅葉・黄葉に彩られ始め美しさを迎えている。当麻に「時宗」の旧本山であり古くは「当麻道場」として11ケ寺の末寺を擁していた一遍上人ゆかりの寺院「当麻山無量光寺」はある。創建は弘長元年(1261)で750年超えの寺歴を誇っている。本尊は一遍上人。紅葉が一際美しい当寺はこの時季必ず訪れる寺院の一つである。重厚な構えの「外門」より石畳の参道の先にある「山門」を抜けると深い木立の包まれた旧本山らしい広大な寺域となる。境内には「経堂」、「東権現」の建造物、「芭蕉の石碑」、「徳本念仏塔」、「歴代廟所」、「御影の池」、「御髪塚」、「笈退の泉」、「金光院の跡」がある。最も美しい紅葉域は「庭園と池」、「本堂」横の「一遍上人像」、「鐘楼」の周りである。更に本堂裏にも庭園と池がありカエデ、モミジ、落葉樹が深紅に、真黄、橙色に染まっている。間もなく当寺境内全体が幻想的な七色のグラデーションとなって得も言われぬ紅葉絵巻を描き出そうとしている。(2011)
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