旧天沼村字中谷戸の鎮守「天沼八幡神社」

杉並区天沼に旧天沼村字中谷戸の鎮守、本村にある蓮華寺の所領の「天沼八幡神社」はある。創建は天正年間(1573～1591)。400数十年もの間この地の「鎮守様」として長く天沼を守護してきた。徳川家康が江戸に幕府を開く頃で、武勇の守護神としてこの天沼村に勧請されたとされる。祭神は応神天皇。明治40年に字四面道の鎮守「厳嶋神社」(祭神は市杵嶋比売命)を合祀した。昭和2年4月に村社。「石鳥居」を抜けると「赤い鳥居」、参道の正面に「社殿」(拝殿)=(昭和52年改築)がある。折しも七五三の祝い露店も出ていた。参道の左に社務所、右側に「神楽殿」、大鳥神社、稲荷神社、須賀神社、金山彦神社、日枝神社の境内末社がある。また境内には杉並区の保護樹木が約30本、常緑樹や落葉樹約100本で「鎮守の森」を形成されまるで都会のオアシス的な存在である。近くには天沼弁天池公園もある。(2011)