鵠沼はかつて広い湿地帯で沼に「鵠(くぐい=白鳥の古名)」が飛来していたことが地名の由来となっている。現在ある「はす池」周辺は昔から「川袋」と呼ばれ、境川の蛇行と氾濫によって鵠沼藤が谷地区の低地に7つほどの「野池群」があったようである。現在残る2つの「はす池」は昭和47年(1972)、荒廃池を住民、地域、市が整備し美しい「はす池」が復活。鵠沼藤が谷4-4に「第一はす池」にあり、隣接して藤が谷4-3に「第二はす池」がある。小田急江ノ島線「本鵠沼駅」からは徒歩約10分、江ノ島電鉄「柳小路駅」からは約5分ほどである。市民団体「はす池の自然を愛する会」による池の整備を続けて44年。会員や地元住民らの地道な活動により2014年ごろから咲き始め今では一面に蓮が咲き誇るようになり鵠沼の名所となった。メインの「第一はす池」は約500㎡ほどの広さで桃色から白色へと変化する「舞妃蓮」が4000輪が終焉を迎えて「花托」だけとなっている。隣接した「第二はす池」は約400㎡ほどで今、鮮やかな紅色の「誠蓮」が2000輪が見頃を迎えようとしている。メインの「第一はす池」の方が開花が早く6月中旬頃の為、紅色のはすと同時鑑賞はできないのが残念である。(2007)









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