相模太夫の旅録=Tabi Log

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臨済宗建長寺派屈指の名刹「玄武山普済寺」その2!!

2016-10-19 20:20:33 | 寺院
立川市柴崎町に鎌倉建長寺の別格地として多摩一円に末寺18ヶ寺を有する臨済宗建長寺派屈指の名刹「玄武山普済寺」はある。「楼門」を抜けると池に架かる「太鼓橋」があり、正面に堂々とした「本堂」(常照殿)、右に「寺務所」がある。寺務所の前には観音像が祀られている。また本堂裏に「極楽浄土の庭園」がありその一角に柵に囲われた堂宇内に全高は2mを超える 国宝の古塔「六面石幢」(幢は「はた」を意味する)がある。六面で板を組み合わせた形で六角形の台石の上に6枚の緑泥片岩の板が立てられ、更にその上に三重に笠石を置き頂上には宝珠を載せている。立川氏の居館であった1万坪の広大な境内はかつて相当な堂宇を擁していたが平成7年放火により「本堂」、「庫裡」、「客殿」「書院」などの建物、重要文化財の開山「物外可什禅師坐像」、本尊「聖観世音菩薩像」などの寺宝を焼失した。寺内には皇族の別邸があり昭和天皇(皇太子時代)をはじめ、皇室の方々が来駕され、昭和45年10月の「楼門」落慶時には三笠宮崇仁殿下・同妃殿下が来臨された。当寺は創建以降、立川氏の庇護のもと僧侶修行道場として隆盛を極めた。貞治年間(1360年代)より約40年間に亘り「普濟寺版大乗経典」を刊行し当地方の仏教・文化の殿堂として重要な役割を果たしていた名刹としての名残、風格を備えている。(1610)
 
 
 
 
 
 
 


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