JR横浜線町田駅からほど近い上鶴間谷口地区にかつて谷口集落の鎮守、鬱蒼たる緑に包まれた古色蒼然とした社「鹿島神社」はある。創建(伝)は建久年間(鎌倉時代1190年)、源頼朝が鶴舞の里に「鶴舞神社」を創建した前後に茨城の総本社「鹿島神宮」の御分霊を各村々に勧請したのが興りである。御祭神は武甕槌命。「一の鳥居」より道路を一本挟んだ所に「二の鳥居」がある長い参道を進むと700坪の神域境内が広がる。石段を上っていくと「社殿」があり「拝殿」が、右に社務所、舞殿、宝蔵庫がある。参道、二の鳥居の前中央に秋には黄金色に美しく輝く「イチョウ」の大木がある。当社は指定村社に列格していかにも古社という神域を保っている。またお隣の日蓮宗の「方運山青柳寺」とは歴史的にも深縁関係にある。(2006)
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