相模原下溝に相模川系横浜水道局の沈殿処理に使われている「相模原沈殿池」がある。昭和29年(1954)に築造されその貯水量は88万㎡で、横浜市民が一日に使用する水量の7割にあたる貯水である。池に突き出た着水井は直径10m、高さ6.2m。柵越しに見る光景はまるで海か湖を見ているかのような広さと素晴らしい景色である。この沈殿池は「かながわの探鳥地50選」にも選ばれており「カワウ」、「カモ」、オナガガモ、コサギ、カルガモ、カワラヒラ、カイツブリ、アオサギなど数十種類の野鳥の休息場となっている。この池に数千キロの旅をして今月に入って渡来してきたカモ類はまだ数は少ない。来年3月頃までこの沈殿池で過ごす。施設内は立ち入り禁止となっているがフェンスにはカメラ用の窓が設けられていて観察、撮影できる。この池は「バードウオッチング」スポットでありこれから多く渡来する頃には野鳥観察、撮影の愛好家が多く訪れる場所である。(2111)
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