相模原市南区下溝に四季の花が絶えない、市民のオアシスとなっている「県立相模原公園」はある。ハナミズキゲートからグリーンハウス(大温室)に向かう緩やかなスロープ左側の土手にさほど本数はないが今、ススキのお化け?のような「パンパスグラス」が銀白色の花穂をつけゆらゆらと輝いている。「パンパスグラス」はススキに似た大形のイネ科の多年草。アルゼンチン原産のようで広大なパンパスの平原に大群落を形成している。日本へは明治時代に渡来した。9~10月の夏から秋にかけ長さ2~3mの花茎をだして銀白色に輝く大きな雌穂をつける。葉は線形で中肋が太く、縁には細かい鋸歯のぎざぎざがあって剃刀のようである。別名は「しろがねよし」(白銀葭)、「しろすすき」(白薄)とも呼ばれる。(2209)
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