鎌倉市岡本に2018年3月までは「神奈川県立大船フラワーセンター=大船植物園」と呼ばれていた「日比谷花壇 大船フラワーセンター」 はある。昭和42年(1967)に神奈川県農業試験場の跡地に開設された。フラワーセンターの総面積63,900㎡。園入口には正面に石のモニュメント「かたぐるま」があり季節の花が彩られた花壇がある。その左手に「花時計」がある。園内には「レストハウス」、「シャクヤク園」、「ボタン園」、「ツバキ園」「バラ園」、「スイレン池」、「玉縄桜広場」、「グリーンハウス」、和風庭園「吹合の庭」、芝生広場がある。芝生広場の一画に開園40周年を記念し造られた「つつじ・シャクナゲ園」がある。りここには県内で育成されたシャクナゲの耐暑性品種「太陽」をはじめ当園で長年育成した種類を中心にツツジ、シャクナゲ約200品種が栽培されている。見ごろは3月中旬から4月下旬だが、早いものでピンクの「シャクナゲ」が数輪開花していた。和名はシャクナゲ(石楠花、石南花)、その他ロードデンドロン、ロドデンドロン、西洋シャクナゲの名がある。ツツジ科 / ツツジ属の常緑性の花木。シャクナゲの原種が19世紀中期、プラントハンターによって中国から西欧に齎され、その花の美しさと豪華さは人々を驚嘆させ、数多くの交配が行われ花色も白,赤,ピンク,オレンジ,黄,紫,茶と豊富である。大きく豪華な花姿=花房は他の植物を圧倒する美しさからこれまで世界各地で5000を超す品種が作出され、西洋では春を彩る花木として庭に不可欠の花木のようである。(2103)




