渋谷区渋谷に大和国吉野郡金峰神社の分祭社の「宮益御嶽神社」はある。創起年暦等は不詳ながら室町時代初期(1400年)創設と伝えられている。また渋谷新町の町名が元禄13年6月に「宮益町」となったことも鎮守「宮益御嶽神社」によるとされている。御祭神は日本武尊、秋葉の神、大国主神、菅原の神の4神を祀っている。渋谷駅より宮益坂を渋谷郵便局手前のビルの外階段二階に鎮座している。「鳥居」潜ると境内正面に「拝殿」、右に古くから「炙り不動」と呼ばれ信仰を集めた「不動尊」(不動尊石像/庚申石像)がある。これは元亀年間(1570-72年)甲府武田家の陪臣、石田勘解由茂昌(武将)所持の「尊像」を神社に合祀したことによる。また境内にはブロンズ製の珍しい日本狼による「狛犬」(延宝年間1673~1681年作品)が置かれている。(1801)






