鎌倉大町に「ぼたもち寺」と呼ばれている日蓮宗の寺院「慧雲山常栄寺」はある。創建は慶長11年(1606)。本尊は三宝祖師である。寺伝によれば鎌倉時代に源頼朝が山上に由比ガ浜を遠望するための桟敷を作ったのが興りである。ぼたもち寺の由来は文永8年(1271)に日蓮上人が瀧の口法難にあって刑場に引かれていく時、ここに住んでいた桟敷尼が「ぼた餅」を捧げたことによるといわれている。寺号はその「桟敷の尼」の法号「妙常日栄」に因んでいる。さほど大きくはないが紅葉に染まる境内はその一角に碑がある。「これやこの 法難の祖師に萩の餅 ささげし尼が すみしところ」記されている(1611)
やや肌寒い快晴の本日(12/11)9時から「もえぎ台小学校」において「第7回相武台芸術祭」が開催された。南区相武台地区で活動する音楽・パフォーマンス団体が、日頃の成果を発表するもので9:00開会式の後、トップバッターは今年で出演3回目となる「duo」(父娘)のトランペット。息の合った演奏で親子でこのような趣味を持てるとは羨ましい限りである。次は「相模原ダルク」による迫力ある踊り「沖縄エイサー」、三番目は可愛らしい「相武台幼稚園」の園児による合唱、次は毎年出演の「相模原市民吹奏楽団」による童謡、クリスマスソング、ジャズ風にアレンジした演歌と多彩である。5番目は特別ゲストの「北島寿子 歩スペイン舞踊研究所」4名によるフラメンコである。見事なリズミカルなフラメンコの踊りに魅入った。午後からは吉本興業の「囲碁将棋」の漫才もプログラムされている。また「中庭」では模擬店・特産品、「おもいで館」で作品展示会の3コーナーで構成され会場溢れんばかりの観客で賑わっていた。(1612)