相模原市南区新戸に建長寺の末寺、曹洞宗寺院「本鏡山常福寺」はある。約700年前(鎌倉時代末期)に建立。本尊は釈迦如来。霊峰、雨降山を望む緑豊かな地に佇み、境内入り口には400年を越える古木「しばの木」が聳え悠久の時を感じさせる。相模原の禅寺として、江戸時代には寺子屋が開かれその後「新戸学校」も開かれるなど当地の学問の中核地であったようだ。訪れた日、山門前は秋の象徴多彩な紅葉絵巻を見ているような雅な空間を創り出していた。寄棟造りの本堂前には枯山水庭園があり、由緒ある寺院の風格を醸し出している。(1311)














