相模川支流の道保川は上溝から下溝にかけて河岸段丘の斜面の下に沿って流れている。その源流部と横山丘陵の自然を都市緑地として保全しながら、水と緑が一体となった自然とのふれあいの場(風致公園)として整備された「道保川公園」。面積は8.8haもある園内には木製デッキ、遊歩道が設けられていて「野鳥」(エナガ、ウグイス、メジロ、シジュウカラ、コジュケイ )観察ゾーン、「山野草」(セキソウ、クレソン、セリ、アシ、カサスゲワサビ、シャガ、スミレ)観察ゾーン、「森林生態」(クヌギ、コナラ、シラカシ、スギ、クスノキ、クリ、ウメ、ヤマザクラ)観察ゾーン、生き物は(セミ、クワガタ、カナブン)、「水生動植物」(ガマ、アシ、ショウブ、スイレン、セキショウ)観察ゾーンをゆっくり時間をかけ観察&散策するのも楽しさのひとつ。6月には「公園の沢」でホタルも見られる。道保川のせせらぎと野鳥のさえずりが「残したい日本の音風景100選」のひとつに選定されている。秋晴れのこの日、紅葉した木々に包まれ水の音、鳥の声を聞きいているとまるで欧州の風景かと錯覚する美しさである。(1311)














