(ともだちの続き 2)
2人は迷った末、全力でこのグランドを走りぬけることにした。(問題1の答えはアです)
★
「いくよ」
「うん」
自転車をこぎ出すと、グランドの向こうがどんどん遠くなるような広さだった。
しばらくすると、タカオちゃんが遅れ始めた。何しろ彼はデブ、ボクはチビだからしかたがない。2人の間が、どんどん離れていく。
「オーイ、まてっようー」と後ろの方で声がする。
でも、ボクだってこわいのだ。稲妻が右の空にも左の空にもタテに光、ひっきりなしにバリバリと鳴り、大粒の雨がたたきつける。
しばらくしてまた、「オーイ、トシちゃん、まってようー」と声がする。
「んもう、しようがないヤツだ」と思って振り返ると、タカオちゃんの自転車は倒れ、彼はドロの海に投げ出されていた。
ボクはブレーキをかけたが、彼がふたたび自転車にまたがる姿を見ると、また走りだした。後ろで、また、「トシちゃん、まってようー」の声がした・・・・・・・・・。
問題2 このとき、トシちゃん(自分)は、どうしたでしょう
予想
ア、後ろを振り返り、タカオちゃんを元気づけながら進んだ。
イ、タカオちゃんがくるまで、その場で待ってあげあ。
ウ、タカオちゃんを助けるために、自転車でもどった。
エ、無視して、そのまま家に帰った。
オ、その他(自分の考えを書いてください)
(この解答は明日に続きます)