菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

安倍元首相を銃撃した山上容疑者の「家系図にみる不幸の積み重ね」を知って

2022年10月15日 10時26分45秒 | 日々の雑感
 日本共産党が発行している理論政治誌に「前衛」があります。その11月号に、「統一協会の反社会的活動についてー霊感商法被害を中心に」と題して、飯田昭弁護士の講演記事が載っています。
 そこには、「山上容疑者の母の事例」として、「山上容疑者の母がどういう形で統一協会信者になり、かつたいへんな状況にになったか」、「その結果が、息子が容疑者になるのですが」として、家系図がを示しながら、その経緯を説明しています。
 統一協会が、「いかに、人の不幸に入り込んで、『献金』を続けさせていたのか、その経過を知るだけで、勉強になりました。
 こんなエセ宗教団体を、「宗教団体」として認可していることは許せません。そんな思いで、前衛の記事の一部を紹介する次第です。

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 山上容疑者の母を中心とした家系図

 母ー52年生、父と79年に結婚・父は32歳で、84年に自殺
 母の弟(66年交通事故死14歳)

 母の父(祖父)1998年死亡(その時母46歳)
 母の母(祖母)1981年死亡(その時母29歳)

 本人(80年生まれ)
 兄(79年生まれ、小児がんで右目失明)
 妹(84年生まれ)

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 父(山上容疑者の祖父)はトンネル関係の建設会社を経営し、売り上げも多く資産のある実業家で、1988年(山上容疑者の母が46歳のとき)に、母((山上容疑者の祖祖母)は81年((山上容疑者の母が46歳のとき)に、それぞれ亡くなっています。

 母は79年に結婚し、夫は84年、32歳のときに自殺する。さらに山上容疑者(82年生まれ)の兄(79年生まれ)が、小児がんで右目を失明するという障害をもっていて、このままでは両目が見えなくなるというように、家族に不幸が積み重なっていきます。

 そういうなかで、母は、90年代に入ると、「先祖の因縁」による害悪を解決するからということで、献金や物品購入を続けさせられて統一協会員になります。父の死後、母が会社の経営をしなければならない立場になったのですが、そこで入ってきた収入も献金に次ぐ献金を続けさせられていきます。誰かががんになるとか、非常な不幸があるところに、今度は不幸が連続するということで献身し、そのなかで相続したお金や会社、不動産を売買した億単位のお金をすべて献金ですべて吸い上げられ、破産宣告に至りました。

 そのうえでさらに献金を続けるし、献身を続けます。その結果、家庭、家族がネグレクトされるなかで二世である本人(山上容疑者)が追い込まれていった経過があるということになります。
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