菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

認知症の本を読む(2)

2015年07月06日 17時22分14秒 | 議会
 昨日の記憶障害にもう1つ、「記憶の逆行性喪失」と言うのがあります。

  c 記憶の逆行性喪失
  これは、蓄積されたこれまでの記憶が、現在から過去に遡って失われていく現象です。

 「その人にとっての現在は、最後に残った記憶の時点」ということになります。
 たとえば、配偶者の顔がわからなくなり、息子の嫁を、自分の妻だと思い込んでトラブルを引き起こすことがあるそうです。

 私の母も、老人ホームへ入った当初は、私の生まれた佐渡島の話しかしなくなっていました。私は、ずーと、小学生の1,2年生のままでした。

 私も、この前、真壁高校で最後に担任したときのクラス会に参加しましたが、27年前の卒業生の顔が、何人かは分からなくなっていました。はじめて担任した43年前の生徒さんは、1人残らず覚えているのですが・・・・・・。

 こんな症状が出たら、記憶の逆行性喪失です。
  
  ● 嫁を妻と思い込む

  ● 夕方になるとどこかへ出かけようとする

  ● 亡くなった知人が「遊びに来た」と主張する

  ● 旧姓で呼ばれると返事をする

 私の妻の経験を紹介します。

  義母が元気な時は、私もよく妻と一緒に帰省したのですが、「あんた誰?」と言われてから、私は行くことが減りました。
 
  義母は、妻・節子のことはよく覚えていて昔の話をしたのですが、兄嫁のことは忘れたらしく、「こんなに世話している私を忘れて、たまにしか来ない節ちゃんのことばかり覚えていて・・・・・・」と、苦情を言われました。

 この本をもっと早く読んでおけばよかったと、今、思っています。

 
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