とあるB&Bの前を通ったら、大きなトラックがマットレスを運び込んでいる所でした。
新しいのと取り替えていたようです。このトラックには「Futon Canada」という字が書いてありました。
フトンはもはや英語の一つになっていますが、その発音はフートンです。何故フートンになるのか考えてみました。日本語の布団をローマ字で書くとFutonです、これを英語で発音するとフートンになってしまうのです。実際日本人が布団を発音する時「FU・TO・N」と発音しているでしょうか。私の耳には「FTON」に聞こえますが、皆さんには?
確かにFの後に小さなUの音が入っていますがはっきりUと聞き取れるほどではありません。
だから、英語人間にフトンと発音してもらいたいなら「Fton」と綴るべきだったのです。もちろん今ではもう遅いですが。この良い例はダットサン『DATSUN』マツダ『MAZDA』などです。
読む側の発音をコントロール出来なかったのはニコンで、ナイコーンと発音されています。
もう20年くらい前になるでしょうか日本のテレビで、『ネッスル』とアナウンサーが発音するのが気になって仕方がありませんでした。私はスイスに居たので、そこで聞いていた発音は『ネスレ』だったからです。最後のEにアクサンテギュ(´)が付いていることに気づいていなかったのでしょう。もう少し研究してから発音すればいいものを、とこのアナウンサーの不勉強を嘆き、「ネッスル、ハッスル」などと冗談を言ったものでした。それが、数年後同じ広告の発音が『ネスレ』に変わっていたので驚きました。
ネスレ側から苦情が出たものなのか、或いは上司から「アンタ、そりゃ間違いやデェ」と注意されたのかどうかは知る由もありません。私の友人の一人がネッスルと発音するのでその都度彼女に注意します。彼女は「ネッスル」時代に憶えたので中々変えられないらしいのです。
新しく生まれた赤ちゃんの名前にしても同じ苦労があるようです。外国で暮らすことになろうとは夢にも思わなかった親が付けてくれた名前が長く難しい時、例えばナントカ右衛門などいう場合は、ニックネームとしてこちらの人が憶えやすいクリスチャン名を使う人もいます。
こういう一見つまらないこと(でも、馬鹿に出来ないこと)に興味を持つので、「C^u vi estas lingvisto? / あなた言語学者?」と言われたことがありました。
アッハッハァ、ですけどね。そこまで勉強していたら今頃こんなブログを書いてはいなかったでしょう。
今日は曇りの18℃、裏庭の雑草は元気に益々伸びています。
今日は合宿のに参加してきました。日本ではエスペラントでハローと書く時ハにアクサンとが着くのを避けるためにHELOOと書いたでしょう。するとその通りに発音するとハローでは無くなります。
最近ではHa-loと書くそうです。
納得!!
アクサンと 出は無くアクセントです!
「ネッスルの朝ごはん!」と言っていたと思います。
(ということはネスレの日本支部でも「ネッスル」と言っていたことになりますが・・・?)
それがいつのまにか「ネスレ」になっていたことに私は疑問を抱いていました。
ネスレが正しかったのですねー。
ダットサンやマツダはその辺を心得ていたと言うことですね。
Siestaさんの疑問が晴れたことだけでもこのどうでもいいような話題は収穫がありました。