大型連休も今日で終わり。東京は曇り空に強風が吹き荒れる生憎の天気。そんな日に出来る事は毛鉤を巻くことくらいと、Blue Dunのヘン・ハックルを使った毛鉤を巻くことにいたしました。
選んだのはMcCaskie's Green Cat(擬き)。ボディー材に使う青猫のファーを36時間ピクリン酸に漬けてオリーブ色にしたものは入手不可能なのでオリーブ色のシールズファーで代用しました。
オリジナルのレシピは:
Tying silk: Pale orange waxed with clear wax.
Hackle: Soft dark blue henny cockerel as blue as possible (like a blue wing of a blue winged olive).
Whisks: Soft honey dun cock's shoulder hackle.
Body: Blue cat's fur, dyed for thirty-six hours in picric acid.
この毛鉤を彼のスキューズは英国南部の川でのグレイリング釣りに際し、Blue Winged Oliveのイミテーションとして推奨した旨、A Dictionary of Trout Fliesに記載があります。私の目的はBlue Dunハックルを使ってウェットフライを巻くことだけですので、グレイリングでなくとも釣りに使えれば良いのですが。
さて、一昨日の養沢でBlack Spiderを消費してしまったのでついでに巻いております。これは簡単なのでついつい多く巻いてしまいました。
コンクリ護岸の直下にいる虹鱒に向けて、コンクリにぶつけ、水面に弾き落としたBlack Spiderに疑い深い虹鱒も思わずパックリと襲い掛かります。竿は1992年製のHardy Gold Medal 8'。
養沢でブラウントラウトの放流はしていない筈ですが、過去に放された魚が世代交代を繰り返し、ちょくちょく釣れます。これは虹鱒と同じ場所でPheasant Tailをちょっと引き上げる誘い釣り(induced take)で毛鉤を咥えた魚。
解禁から2ヶ月が経ち、一番良い釣り季節に入るのに、コロナ禍が収まらず悲しいことです。
コメントを頂き大変ありがとうございました。緊急事態宣言下の東京ですが、昨年と異なり養沢が営業しているので連休中の釣行に続き本日も行って参りました。同じようなことを考える人が多いのか本日も結構人がきておりましたが、幸運なことに魚の溜まる淵に入れましたので、そこで最初はドライ、その後はソフトハックル毛鉤のお試し釣りをやってきました。ドライには無反応で残念でしたが、ソフトハックルは爆釣とは行かなかったですが、サイトフィッシングで魚の動きを見ながら山女魚、虹鱒に遊んでもらいました。本日の養沢で一番魚の反応が良かったのはPartridge & Orange。ソフトハックルの王様という感じ。他はBlack Spider、Dun Spider、Dark Wachet、Blue Dunのハックルを黄色ボディに結んだもの、オレンジボディに結んだもの其々並列という感じでした。
魚が密集する管理釣り場特有の難しさはありましたが、4時間遊んでもらえて、今自宅で風呂上がりに一筆啓上出来ることに、今のご時世、深謝です。