リーダーはずっとテーパー付きの既製品を使ってきて痛痒を感じたことは特段ありませんでした。勿論ティペットを付け替えて長くしたりバットを切り詰めたりという調整は行なっております。
帰国する前に英国で20ポンドテスト以下幾つかのMaximaを購入していたので、一部マニアのいらっしゃるノッテッドリーダーを自作してみることにしました。
太いナイロン糸が赤みがかったものなため写真では全体に赤に見えます。
良く見ていただけると透明なティペット部分が見えると思います。
このレシピはシャルル・リッツのA Fly Fisher's Lifeよりのもの。上の写真はインチ表示。
これをメートル法に換算し直したもの。作成したリーダーはオリジナルが指定するティペット51cmよりも長く取りましたが、兎に角実戦で試してみることに致しました。
行ったのは丸沼と湯川。これは丸沼の写真ですが、天気の悪い連休にあたり、魚の気配も全く感じられないまま轟沈。Gold Medal 10'を使い投げましたがリーダーは真っ直ぐ狙ったところに毛鉤を運んでくれ、は、はぁーという印象を受けました。ノッテッドに拘る方々がいらっしゃることも納得です。
丸沼の湖畔にある湧水の表示。
翌日は湯川に行きましたが、雨具を着てもパンツまで濡れる程の豪雨に見舞われました。魚は釣れず、表面を流れる毛鉤を魚が見にきたところを何回か目撃出来ただけの成果。それでもリーダーは狙ったところに毛鉤を運んでくれました。
既製品でも支障はありませんものの、こういうところに拘るのも面白いなと感じた次第です。
午後雨が上がった後訪問した中禅寺湖畔の英国大使館別荘。今は栃木県が管理する記念公園となり一般解放されております。このコロニアル様式のテラスから見る景色は素晴らしいもので、釣果ゼロの残念な釣りを忘れさせるものでした。
カメレオンマキシマのリーダータイキットはかなり昔に使っていたことがあります。
リッツの「ア・フライフィッシャーズ・ライフ」やハンフリーズの「トラウト・タクティックス」に載っているレシピで作ったのを覚えています。
当時は濃いコーヒーのような色をしていたのですが、最近のものはかなり赤みが強いのですね。
ノッテッドリーダーは結び目が錘になって前に突っ込ませる効果があるんですかねぇ。
一時は色々作ったのですが、だんだん億劫になってしまって…
湯川の写真はきれいですが、雨が降っては心が折れてしまいますね。
湯川は来年、五月の下旬頃がいいですよ。
是非ご準備を!
コメントを頂き大変ありがとうございました。
マキシマ・カメレオンは肉眼で見ると小豆色なのですが私のカメラでは赤みが強く出ております。コーヒー色から小豆色に変わったのでしょうか。
キャスティング重視のリーダーになるとロングリーダーロングティペットとはかなり違った出来上がりになりますね。
ドロッパー付きのノッテッド・リーダーが20世紀中にはハーディーから出されていたように記憶しておりますが、そのようなものも試しに作ってみようかなと思っております。
湯川は来年挑戦してみます。