思い出の釣り・これからの釣り

欧州の釣り、竹竿、その他、その時々の徒然の思いを綴るつもりです

英国の古いハックル(続き)

2013-02-11 15:22:08 | ハックル/Hackles
英国から入手した古いマテリアルは余りにアイテムが多すぎて全く整理出来ておりません。今はその中から稀少品だけを選別してビニール袋に入れたりしております。

前回投稿したものは夜写真を撮ったので、ダンの系統のものを中心に幾つか選び写真を撮ってみました。


Honey Dun
写真ではなかなか見づらいのですが、レッドかかった太陽の光に輝くファイバーを持ち、リストにはブルーがしっかり入ったハックルです。


Blue Dun Gold Tipped
ペイル・ブルー・ダンですが、金色がファイバーに強く出ていて、ペイル・ブルー・ダンのリストが入ったハニーという感じのハックルです。


Blue Dun
これは一番ブルーが全体に強いダンですが、ファイバーの先端はハニーの色が所々に出ているハックルです。


Blue Dun
ブルー・ダンですが、上のものよりもハニー色がファイバーの先端に多く出ているハックルで、ハックルによりブルー・ダン、ハニー・ダンどちらにも見えるものです。


Black Andalusia
ブラックと記載されてはおりますが、先端は赤みがかった黒、リストはダンと言えそうな色です。これで毛針を巻いて見ましたが、非常に透明感が強いハックルで太陽光にあてると赤色がキラリと輝く毛針になりました。


E. Viniardのハックル・フェザー染色見本が中にありました。このマテリアルの最初の所有者は1910年代からマテリアルの購入を初め、1950年代よりVeniardからかなりのマテリアルを購入してきた様子です。


その中身


ハックルが詰まった小箱でDunの系統のもの幾つかをピックアップしてみました。Messeena、Dr. G.S. Lafferty、Thos Waddintonとありますが、それらからマテリアルを購入していた様です。Dr. Laffertyとは別途書簡があり、マテリアルについてのやり取りが書かれておりました。


左:Blue Dun Pale Cock, Messeena 1942
右:Golden Dun Cock, Messeena 1942


左:Light Blue Dun Gold Tipped Henny Cock, Messeena 1942
右:Blue Dun Gold Tipped Cock, Thos Waddinton


左:Medium Rusty Dun Cock, Dr. G.S. Lafferty, Bradwell 1945
右:Medium Honey Dun Cock, Dr. G.S. Lafferty, Bradwell 1945

これら、小箱に入ったものとは別に、小さな紙封筒に小分けされたハックルも幾つかあります。その中でダン系統のものを下記載せてみます。


Honey Dun


Rusty Dun

Andalusiaで毛針を巻いたと書きましたが、目が非常に悪くなったようでどうにも細かいところが見えず、また遠近感がつかめません。とうとう老眼になってしまったのでしょうか。。。。

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2 コメント

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はじめまして (hardymethod)
2013-02-15 21:56:02
はじめまして。偶然、W.F と Wye の記事を見つけたもので、少し寄らせていただきました。時々情報交換させて下さい。それにしても艶かしいブルーダン、ハニーダンですね。
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よろしくお願い致します (budsek)
2013-02-17 09:19:24
こちらこそ宜しくお願い致します。
パラコナ竿、パーフェクトリールでの釣りに、漸くOld English Game Cockのハックルで巻く毛針が加わる事となり、完結したような気がしております。ちょっと目が良く見えなくなってしまい、Wardle Magnifierが次のターゲットになるかも知れません。。。。
今後とも情報交換等お願い致します。
返信する

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