先月入手した牡羊の睾丸の毛。これで漸くオリジナルの材料が揃ったTup's Indispensable。
そこでこの週末久しぶりにこの毛鉤を巻いてみることにしました。
"A Dictionary of Trout Fries"によるこの毛鉤の作者R.S.Austin氏のオリジナルのメモによる材料は:
- full yellow silk
- blue hackle of a lighter colour and fleckled thickly with gold
- body of a mixture of ram's wool, cream colourd seal's fur, lemon spaniel's fur and a few pinches of yellow mohair
上の写真の左はlemon spanielのファー。これは大分前に亡くなった実家のレモン色のコッカスパニエルのリキちゃんのファー。20年前から取っておいたもの。右上はシールズファー。そして右下はモロッコの牡羊の睾丸の毛。
この三つの材料をよく混ぜ合わせておきます。
ハックルは戦時中の英国のBlue Dunに金色が付いたもの。今気付きましたが、モヘアは黄色でないですね。。。でも緋色のモヘア。そして黄色のシルク。
ハックルは写真で見るのと実物がちょっと違うように映りますが、ペイルブルーに先端の方に金色が強く乗っているもの。
ダウンアイのスネック鉤16番をバイスに固定し、ハックルと同じケープからテイルを取り取り付けシルクを取り回します。ボディの端はシルクが二巻き程度顔を出すようにします。
ボディは緋色があくまでもちょっとアクセントになる程度にし、ハックルは本来はより疎に巻くのでしょうが、貴重なハックルなのでドライフライ用に全て巻きます。
太陽の光を遮るとこんな感じ。
ハックルの近くにより緋色が感じられます。
他にもボディの所々に緋色が顔を出しております。
ちょっと上手く映りませんが、金色とブルーが光の角度で替わって出ます。
牡羊の睾丸の毛、コッカスパニエルのファー、Blue Dunの金色乗り、更にはスネック鉤の16番という一般には入手が出来ない材料を揃えて作ったの毛鉤。果たして、その効果には如何程のものがあるのでしょうか。。。
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