前回Murauに釣行した際ウィーン空港にて買い求めたFliegenfischen誌(ドイツのフライフィッシング専門誌)に、毛針釣りのグランドスラムはブラウントラウト(Bachforelle)、虹鱒(Regenbogenforelle)、グレイリング(Aesche)、イワナ(Saibling)を一日で釣り上げる事という記事があり、それをやるためにオーストリアはザルツブルク近郊に釣行したとありました。
チュニジアでは、7月5日〜7日の三日間がラマダン明けの祝日となったため、三日間で再度Murauに釣行する運びになりました。
7月5日にウィーン空港着、直ぐレンタカーでMurauに向かったのですが、途中で激しい雷雨があり、釣行の行方に暗雲が垂れ込みます。
7月6日朝St. Lorenzenの観光案内所でMur川のStau BodendorfとStau St. Georgの両方で釣りが出来る券を購入し、Stau Bodendorfに向かったのですが、川の状況は写真の通り。増水し、茶色に濁っております。期待したドライフライの釣りはこれでお手上げ。昨年10月の様に、川の流れが緩くなったところでウェットフライ、ニンフでアピールする以外処置無しです。
今回のレンタカーはMini。前回のプジョー2008よりもスポーティーな感じの車ですが、マニュアルでダウンシフトしてもエンジンブレーキが全然感じられないという車。オーストリアの曲がりくねった山道ではエンジンブレーキを多々活用するのですが、この車ではフットブレーキを多用する羽目になりました。
増水でも流れが緩くなったところに移動します。そこで金玉ニンフをWF Hardy 8'6''で川の上流に投げ入れると
直に虹鱒がかかりました。他にも虹鱒をかけ魚の鼓動を手で感じる事は出来ました。
更に金玉ニンフを上流に投げ入れると、かすかなアタリがあり合わせをくれると竿先が「グッ」と水面にささります。「魚?』、そう魚です。魚は低層へ逃げようとし、それから急にジャップ、と鈎を外そうとしますが、鱒と違い抵抗には勢いが今一歩欠けております。これはグレイリングと思いましたが、案の定で、暫しの引っぱり合いの後魚はタモに収まりました。
計ると38cmのグレイリング。Mur川に来て良かった。
その後も小さなグレイリングをGreenwell's Gloryのウェットフライで釣ったりとMur川の釣りを楽しみました。
今回Mur川で釣った魚は全てこの場所からのものです。
10時から初めて既に13時30分、もう上がりましょう。因に釣りバックですが、今回はBradyのものを持参しました。HardyのTrout Fisherバックは皮のストラップが殆ど切れてしまい修理が必要な状況で、暫く戦線復帰は無理な状況です。
さて、ドライフライの釣りをしたかったので、Etrachseeに向かい、湖畔の宿で釣り券を購入し前回同様湖に流れ込むEtrachbachへ向かいます。1960年代のHardy Marvel 7'6''に竿を替え、Frank Elder氏のHoney Dun 123番を纏ったBWOの14番のドライフライを結び渓流に投げ込むと、魚が「バッシャ」と飛び出し、すかさず合わせます。Marvelは曲がり、魚は下流にダッシュ。川の流れが合わさり無理に引き抜く事は無理。慎重に魚を下流の流れが緩やかになったところに誘導しテレスコピックのタモで魚を上げると、ブラウントラウトでした。
Etrachbachで今回唯一ドライフライが出来た場所。
山は前回と違い雲が多く、強い風が吹き下ろします。
すると魚がかかりまたMarvelがギュッと曲がります。
今度上がったのはイワナでした。
ブラウントラウト一匹とイワナ二匹を浅瀬にキープし写真撮影。
渓流は釣りになる場所が一カ所しかなかったため、魚を6匹釣ったところでドライには出なくなりました。それで湖に変える事にします。湖への川の流れ込み部分は草が生い茂っております。
湖畔の宿の方へ向かう道。
前回座りながらイワナを釣ったベンチ。
その後ボートを使いドライフライで虹鱒、イワナを釣りました。
こうして、7月6日の一日で図らずも、虹鱒、グレイリング、ブラウントラウト、イワナの順でドイツ人の言うグランドスラムを達成しました。こんな事が出来るのは世界中でもアルプス地方か北極圏近く、スカンジナビア、北米の一部だけではないでしょうか。
個人的には久しぶりのグレイリングが嬉しかったですね。
1400mの山の上は曇って風が強く寒かったのですが、ちょっと下界では晴天で緑のまぶしいオーストリアの田舎が広がっておりました。
チュニジアでは、7月5日〜7日の三日間がラマダン明けの祝日となったため、三日間で再度Murauに釣行する運びになりました。
7月5日にウィーン空港着、直ぐレンタカーでMurauに向かったのですが、途中で激しい雷雨があり、釣行の行方に暗雲が垂れ込みます。
7月6日朝St. Lorenzenの観光案内所でMur川のStau BodendorfとStau St. Georgの両方で釣りが出来る券を購入し、Stau Bodendorfに向かったのですが、川の状況は写真の通り。増水し、茶色に濁っております。期待したドライフライの釣りはこれでお手上げ。昨年10月の様に、川の流れが緩くなったところでウェットフライ、ニンフでアピールする以外処置無しです。
今回のレンタカーはMini。前回のプジョー2008よりもスポーティーな感じの車ですが、マニュアルでダウンシフトしてもエンジンブレーキが全然感じられないという車。オーストリアの曲がりくねった山道ではエンジンブレーキを多々活用するのですが、この車ではフットブレーキを多用する羽目になりました。
増水でも流れが緩くなったところに移動します。そこで金玉ニンフをWF Hardy 8'6''で川の上流に投げ入れると
直に虹鱒がかかりました。他にも虹鱒をかけ魚の鼓動を手で感じる事は出来ました。
更に金玉ニンフを上流に投げ入れると、かすかなアタリがあり合わせをくれると竿先が「グッ」と水面にささります。「魚?』、そう魚です。魚は低層へ逃げようとし、それから急にジャップ、と鈎を外そうとしますが、鱒と違い抵抗には勢いが今一歩欠けております。これはグレイリングと思いましたが、案の定で、暫しの引っぱり合いの後魚はタモに収まりました。
計ると38cmのグレイリング。Mur川に来て良かった。
その後も小さなグレイリングをGreenwell's Gloryのウェットフライで釣ったりとMur川の釣りを楽しみました。
今回Mur川で釣った魚は全てこの場所からのものです。
10時から初めて既に13時30分、もう上がりましょう。因に釣りバックですが、今回はBradyのものを持参しました。HardyのTrout Fisherバックは皮のストラップが殆ど切れてしまい修理が必要な状況で、暫く戦線復帰は無理な状況です。
さて、ドライフライの釣りをしたかったので、Etrachseeに向かい、湖畔の宿で釣り券を購入し前回同様湖に流れ込むEtrachbachへ向かいます。1960年代のHardy Marvel 7'6''に竿を替え、Frank Elder氏のHoney Dun 123番を纏ったBWOの14番のドライフライを結び渓流に投げ込むと、魚が「バッシャ」と飛び出し、すかさず合わせます。Marvelは曲がり、魚は下流にダッシュ。川の流れが合わさり無理に引き抜く事は無理。慎重に魚を下流の流れが緩やかになったところに誘導しテレスコピックのタモで魚を上げると、ブラウントラウトでした。
Etrachbachで今回唯一ドライフライが出来た場所。
山は前回と違い雲が多く、強い風が吹き下ろします。
すると魚がかかりまたMarvelがギュッと曲がります。
今度上がったのはイワナでした。
ブラウントラウト一匹とイワナ二匹を浅瀬にキープし写真撮影。
渓流は釣りになる場所が一カ所しかなかったため、魚を6匹釣ったところでドライには出なくなりました。それで湖に変える事にします。湖への川の流れ込み部分は草が生い茂っております。
湖畔の宿の方へ向かう道。
前回座りながらイワナを釣ったベンチ。
その後ボートを使いドライフライで虹鱒、イワナを釣りました。
こうして、7月6日の一日で図らずも、虹鱒、グレイリング、ブラウントラウト、イワナの順でドイツ人の言うグランドスラムを達成しました。こんな事が出来るのは世界中でもアルプス地方か北極圏近く、スカンジナビア、北米の一部だけではないでしょうか。
個人的には久しぶりのグレイリングが嬉しかったですね。
1400mの山の上は曇って風が強く寒かったのですが、ちょっと下界では晴天で緑のまぶしいオーストリアの田舎が広がっておりました。