日本無線がETC機器を2割増産

2007年03月04日 | バイク

昨日の栃木ツーリングで二台のハーレーが揃ってETCゲートを通過した時、改めて利便性の向上を感じた。

 ここのところ「ETC付けるか、ヘルメット買うか迷ってるよ」なんて会話が、サービスエリアのライダー談義に出るようになった。問題はETC機器の供給不足(一昨年からモニターに協力してきた私に言わせれば容易に予想出来たのだが、機器メーカーのバイクに対する需要の調査不足があったことは否めない)と取付店の不足だ。当社ではこの状況を早い時期から予想して、出来る限りの手を尽くして機器を掻き集めて来たが、高級車に相応しいクオリティの取り付けに妥協は出来ないし、暖冬でオフシーズンの無かった今年、他の作業での入庫も少なくない。いずれにしても、機器メーカーが二割の生産を増やすので期待したいところだ。当社も人員の強化を計り即納体制が目標だ。

以下は中日新聞から引用

団塊ライダーでETC追い風

増産追いつかず

070303_5昨年11月から二輪車にも導入されたETC。料金所でのわずらわしさから解放されるため、二輪ユーザーに人気だ=愛知県三好町で

 高速道路の料金所での渋滞解消用に設けられているノンストップ料金収受システム(ETC)を、昨年11月から二輪車も利用できるようになったが、

車載器の生産が需要に追いつかず、発注から取り付けまで1カ月半もかかる超人気商品となっている。団塊世代を含めた中高年のバイクブームが背景にありそうだ。

 二輪車用の車載器を生産する日本無線(東京都三鷹市)は、昨年10月から月5000台のペースで生産を開始したものの工場は今年に入って20%増産のフル稼働状態。また、全国で256店を展開する最大手のバイク店「レッドバロン」(愛知県岡崎市)では3月1日現在、約700台の注文を抱え、今注文しても取り付けられるのは4月中旬になる。

 高速道路では一昨年4月に2人乗りが条件付きで解禁されたこともあり二輪車の利用者が増加。しかし、ETCの二輪車用車載器は本体と取り付け費用などを合わせ3万5000-5万円程度と、自動車に比べて高額なため若者は手を出しにくく、業者などの話では人気の中心は中高年層という。

 二輪車へのETC導入を促すため、購入後に手続きをするだけで、通行料金に還元できる「マイレージ」を最大1万6000円分もらえるサービスが3月末まで実施されており、この駆け込み需要も人気に拍車をかけているようだ。

 需要に供給が追いつかない状況が続くが、車載器の取り付け作業ができるのは全国で1216カ所の取扱店だけ。二輪車は車種によって配線処理が違い、取り付け時間がかかることも、長い“待ち”の原因とみられる。

 最近、愛車にETCを取り付けたというバイク暦30年の名古屋市昭和区の会社員白木三郎さん(56)は「とても便利だが、車は1万円で取り付けられるのに値段が高すぎる」と話しながらも「60歳でハッピーリタイアしたら髪を金髪に染めて日本全国をツーリングしたい」と、ETCでさらに広がるバイクライフに夢をふくらませる。

 【ETC】 料金の受け渡しを現金や回数券ではなく、料金所の道路側アンテナとETC車載器との間の無線通信による情報のやりとりで行う仕組み。利用するには、クレジットカード会社等が発行するETCカードとETC車載器が必要。車載器は車の販売店やカー用品店などで購入し、取り付けるが、四輪車を通行料金の安い二輪車と偽って入力されるのを防ぐため二輪車のセットアップ(車両情報の登録)は取扱店しかできない。


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