快速K1200GTの慣らし運転

2006年06月03日 | BMW

試乗車の慣らしは、お客様にDuo_1 乗っていただく前に不具合が無いかチェックする大切な仕事。1~6速までのギヤを満遍なく使い、街中から高速道路まで様々なスピードで走ることにしている。特徴的なデュオレバーサスペンションは、ツアラーのGTとも相性がよく、路面の繋ぎ目や轍をものともせず突き進む。低いだけでなく、小さな前傾エンジンで重心を集中したので、全ての動きが実にスムーズだ。2速で発進しても気がつかない程、152馬力のエンジンはトルクに満ち溢れている。足付きもシートの先端が絞り込まれれているので良く、R1200RTより19キロ増した重さを支えるのには大きな味方だ。

タンデムで横浜へGT本領発揮 土曜日には慣らしの最終仕上げで、妻とタンデムで湾岸から大黒パーキングまで走ってみた。帰路も同じルートを選ぶつもりだったが、葛西まで13キロの大渋滞なので、急遽アクアライン経由で帰ることにした。長い海底のトンネルを抜け、海ほたるをパスして木更津に向かうと、前を走る大型車がスピードダウンする程の強い横風に見舞われる。こんな時、大型カウルの効果がありがたい。この強力な動力性能はタンデムの重量増加も全く感じさせない。このデュオレバーは、ロングホイールベースにも関わらず案外タイトコーナーが得意。とにかく、峠でも交差点でも楽しくて仕方が無い。K1200gt 気がついたことは、そのスタイルのせいか、最新型のバイクにも関わらず、バイク乗り達が気がつかないようだ。日本製のツアラーに似てなくもない。機能を優先するから同じような姿になるのは仕方ないのだが、その点では、R1200RTのスタイルは、いかにもBMWらしいのだろう。Cimg2698


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする