いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

ねむたは流れろ・・・夏井先生の「いわき学」より

2013-06-18 08:21:21 | いわき学

何の花 ?
「そば用辛み大根」の花です。
きれいです。


夏井先生の「いわき学」で学んでいます
大須賀筠軒著
「磐城史料歳時民俗記」より


夏井先生著
「「磐城史料歳時民俗記」を読む」から
「ねむたは流れろ」の意味が述べられています。


基本的には
「磐城史料歳時民俗記」にも書かれていますように
青森の「ねぶた」も「ねむた流し」と基本的には同じことだと。


講義風景。
図に書いて一つ一つ説明していただくので理解はしやすいが
テキストは進みにくい。
私にはそれがありがたいが・・・

先日
夏井先生の「いわき学」第25回が終了しました。
昨年の5月30日から行われ
1年が過ぎました。
今回は7月7日から始まりました。

七日

早起、合歓(ネムタ)木ノ葉ト豆ノ葉を川へ流シ、
「ねむたは流れろまめのはとまれ」トイウ。
この俗は津軽邉ニモ行ハル、事ナリ。
又、行燈、燈蓋類ノ油附けタル物を洗フ。

と大須賀筠軒さんは
「磐城史料歳時民俗記」で書いています。

七日に早起きし
合歓の木の葉と大豆の葉を川へ流し
「仕事をさぼる」は流れろ。
「勤勉」は止まれと言うと。
この行事は青森でも行われていると。

「ねむたは流れろ」とは・・・・・「仕事をさぼる」の意味。
「まめはとまれ」とは・・・・・・・「勤勉」の意味。

旧暦の七月七日ですから
十三・十四・十五にお盆を迎える前の行事とj考えられる。

夏井先生の
「「磐城史料歳時民俗記」を読む」では

「ねむたは流れろ」と題し
一項目P4にわたり
そのことについて書かれて興味深い。

二十年前に喜多方市山都町藤巻で、

まだ「筠軒」著を読む前に
七月六日夕方、
地区の子供たちが集まり
川原にかまどをこしらえ、食事をし
その晩はみんなで一緒のところに泊まる。

翌七日早朝、
畑から大豆の葉を取ってきて、

それを水に浸し、
その葉で自分の目をぬぐってから

「ねむた流(なが)よ、豆の葉止まれ」と唱えながら
自分の年齢の数だけ、
豆の葉を川に流すと。

それがその後
「磐城史料歳時民俗記」の上記のページを読んだ時に
ビックリした様子が書かれています。

この様に
「ねむたは流れろ、豆の葉は止まれ」とは

「ねむたは流れろ、豆の葉は止まれ」と唱えながら、
合歓木や豆の葉を川に流すことによって

眠気や怠け心を追い払い
まめで達者に暮らせるようにという
願いの行事とされている。

 だから
歴史を学ぶことは面白くてやめられない。

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