いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

みんなで考えよう いわきのマイカー社会・・・いわきフォーラム’90

2010-07-14 06:19:59 | いわきフォーラム'90

いわき市(総合交通対策室)が取り組んでいるもので、
これからの「生活交通ビジョンを目指そう」としているものです。
解決には時間と知恵が必要のようです。

今年は空梅雨かと思っていましたが、
ここのところは雨ばかりのようです。
今朝は本当に寒い日になりました。

昨夜、
第331回 いわきフォーラム’90のミニミニリレー講演会に参加しました。
前回は、義母が亡くなり欠席でした。

「みんなで考えよう いわきのマイカー社会」
講師は
佐々木 努(いわき市職員)先生でした。

1)マイカー利用のメリット
2)マイカー利用のデメリット
3)フランス・ストラスブールの事例
4)いわき市(総合交通対策室)取り組み

をパワーポイントを使い
図解で紹介されましたので
わかりやすく理解しやすかった。

1)マイカー利用のメリット・デメリット

 ①個人的なメリット
      出発・到着時間が自由
   経路の選択が自由等
   の理由により世界中で「クルマ社会」が進行した。

 ②社会的なメリット
     自動車産業や・自動車関連産業の発展・・・雇用の創出

このように
マイカーは個人的には圧倒的に便利で、
社会的には、経済を発展させてきました
→世界中で、「車社会」が進行した。

デメリットは?

☆渋滞問題・・・移動時間の喪失・地球温暖化や大気汚染・交通事故の増加など。
☆公共交通問題
  ・・・公共交通の利用者離れにより、バス・鉄道の本数の減少や路線の廃止。
☆都市問題・・・買い物・外食・レジャーの郊外化
                ↓
          中心市街地の空洞化
このように
マイカー利用は社会的デメリットは多いが、
個人的には圧倒的に便利な交通手段であるようですが、
「個人的にも便利」といえるのだろうか ?と。

社会的デメリットが、
今後個人的なデメリットに転換していくのでは
ないだろうかと?

例として、
恒例になって車の運転が困難になったとき
現在
郊外の大型スーパーでまとめ買い・道路沿いのファミリーレストラン・郊外のレジャー施設などが前提だが、それらが出来るのだろうか?

すなわち
商店街での買い物・街中のレストラン・近所の公園での娯楽などに
変化していくのではないだろうかと。

2)フランス・ストラスブールの事例(人口25万の都市)

 交通基本法を作り、都心部への自動車の乗り入れ禁止
 →歩行者空間の拡大→路面電車の整備→交通と商業の活性化。

3)いわき市(総合交通対策室)の取り組み

 ☆生活バス路線維持対策事業費補助事業・・・現在約1億5千万ほど補助。
 ☆地域交通ステップアップ支援事業
   乗り合いタクシー・通学乗り合いタクシー・深夜バス
   ・過疎地有償運送などの取り組みの現状。
 ☆いわき市の生活交通ビジョンの策定・・・平成23年策定予定。

 →①交通手段を連結し維持可能な公共交通ネットワークを
    どのように作るのか。
   ②その為には、市民・事業者・行政など
    みんなで支えあう仕組みが必要では

など
「これからのいわき市のマイカー社会をどのようにしていくのか」
を考えさせられる講演会となり
質問・意見もたくさん出て、活発な講演会となりました。

佐々木先生、
貴重なお話しありがとうございました。

コメント (2)
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