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名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS4-4 ノーマル中飛車に45歩急戦(6)

2024-09-24 | 基本定跡の研究

45歩に55歩と応じて

24歩同歩55角

32金37桂

ここで後手としては45歩は難しく、AIに聞くと51飛が最善のようですが、大山先生は54飛を指しています。(PCで見ている方は、左下カラムで「中飛車に45歩」で検索してみてください。)

加藤一二三先生は実戦で44歩同銀77角56飛25歩

継ぎ歩で攻めているのですが、当然取ってはもらえず、76飛24歩22歩

この図の評価値は-92、後手ペースです。対抗型で2筋の継ぎ歩は良い手にはなりにくいです。

戻って

AIに聞くと、22歩同金47金

32金44歩同銀66角

この図の評価値は+48、改善しましたが、先手としてはつまりません。

他には

57銀左45歩22歩

22同角同角成同金66角

44銀45桂23金53桂成

53同銀11角成44角

21馬99角成55香

これで先手の駒得となるのですが、84飛53香成89馬

89同玉87飛成79玉

98竜78銀77香75歩87桂

68玉78香成同金86桂46銀

ここまで来て評価値は+118、何とか玉を逃げだして先手のペースですが、難しい変化です。

結論としては、先手は挑発に乗らないほうが良く、46歩54歩57銀左64歩には45歩

1手待ってから仕掛けると、この図の評価値は+148です。55歩には同歩45歩56銀・・・とできるので。後手は結局64歩ではなく32金と備えねばならないでしょう。棒銀に持ち込めます。

また54歩に57銀右64歩45歩も

評価値は+148なのです。後手は64歩ではなくて32金とするでしょう。