当初からのねらいの74角、飛を取る手はどうでしょうか。
74同角に52玉というのが当初に指された手で
55角に44歩
44同角には84飛と受けようという意味です。代わりに73歩を打っても56角と引かれると指しにくくなるところ。でも56角と引く手が発見されて、32銀34角 (王手) 62玉74歩
この図の評価値は+200ほどの先手良しです。
でもこれで終わるかといえば、AIに聞いてみると、
55角には54飛だと。両取りなので82角成同銀は必然で、まだ角取りと57飛成があるから56角も必然。同飛同歩57角まで進んで
この図の評価値は-27、互角の範囲ですが、後手が馬を作れて、飛の打ち込みにも強くなっています。
ということで、従来の定跡は通用しないみたいですね。知らないとケガをしそうです。