今日調べるのは、74歩同歩同飛に73歩ではなくて、88角成同銀92角と打つ手です。
92角を65角としても合流する可能性があります。先に指されたのは65角のほうだったはず。さてAIに聞いてみると、78飛47角成38銀65馬76角
65馬以外だと55角があるところでした。これで馬を消せます。76同馬同飛73歩16歩
ここまでは進みそうです。(16歩は18角に17香とする意味。) 評価値は0近辺の互角ですから、1歩損しているとはいえ、指せないこともないでしょう。
戻って、定跡とされるのは56角と打つ手です。
74角同角は後回し。後手は92から角を打っているので、飛をすぐに取る必要はありません。86歩同歩同飛78飛
ここは56角同歩42玉とすれば
評価値は0近辺の互角です。でも42玉ではなくて56飛と欲張ると、58金右 (他の指し方もある) 52玉48玉
定跡書にあるように、先手が指しやすいようです。評価値は+100
また戻って
後手は8筋の歩交換をせずに、22銀78飛56角同歩73歩
ここから駒組なのですが、先手は27と57の地点をカバーして77銀とするのが難しく、
角を打ちこまれてちょっと指しにくいようです。この図の評価値は-58
というのが定跡書に書いてあるのですが、ここでもAIに聞いてみると、結論が変わります。
78飛ではなくて76飛だと。56角同飛42玉55角
これがちょっと嫌な筋です。33角82角成同銀78金
評価値は0近辺の互角ですが、85に歩が伸びているのに飛角交換というのはちょっと嫌な感じです。
代案は、42玉の代わりに62銀55角73銀とする手。
これは73同角成から暴れられそう。
もう一つ代案は、22銀ではなくて32銀にして、76飛56角同飛52玉
55角には33桂とした方が飛の打ち込みには強いです。
どれも評価値は0近辺の互角ですが、後手が好んで指すものではないような気がします。だから角飛を交換する方が本筋なのでしょう。