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名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS2-2 三間飛車に45歩急戦の新研究(14)

2023-11-20 | 基本定跡の研究

後手が64歩を突かない指し方の次は

53銀と上がる形を調べます。45歩同歩同桂

88角成同玉44銀66角

受け方で岐れますが、43金には46銀64角48飛

先手からは35歩同歩同銀のねらいがあります。(44角同金53銀もあるのですが、73角44銀成26角と返されるので効果は薄いようです。) それを受けての12飛に、先手も47飛と浮いておくのが良いようです。

というのは、後手から35歩同歩36歩のねらいが生じているのですが、35歩には24歩同歩35銀と返します。

35同銀同歩のところで後手の指し手がいくつかありますが、44歩ならば27飛

とできるのが、47飛と浮いていた効果です。この図の評価値は+345の先手有利。後手から35歩と動くのは無理なようです。

戻って

後手が83銀~72金としていたら、先手も87銀~78金と動きを合わせます。

24歩と動かれたら(24同歩に22飛の意味) 35歩

(35同歩には24歩22飛35銀) 25歩34歩32飛

ここは22歩もあるようですが、33桂成同桂同歩成同金45歩

53銀には35歩を打っておきましょうか。

この辺りは互いに手が広いのですが、44歩には55歩43金56桂

73角44歩同銀同桂同金54歩

45歩57銀55金53歩成

変化の一例でしかありませんが、評価値は+292で先手良しです。全体に先手が押しているようです。

後手の53銀の形は有力なので、明日ももう少し調べてみるとします。