序盤の駒組の順番を変えて
急戦を先に見せて22飛を強要してから天守閣美濃に囲えばよいという気づきでした。
後手が左翼を動かさずに待つ方針はどうでしょうか。ここはすぐに45歩と突いても手が続きません。銀冠に組みなおすというのもあるのですが、攻めて有利になるならば簡単ですので48飛とまわります。後手が73桂としたら75歩。
AIはこういうのを平気で考えます。75同歩に45歩同歩66銀
後手の7筋のほうが薄いだろうという指し方です。45桂は約束されているので、63金の受けでしょう。45桂44角75銀
88角成同玉74歩84銀
銀は突進するのです。83歩ならば銀桂交換ですが、後手は歩切れなので77角から攻めやすくなります。受けとしては44歩のほうが優りますが、41角と打ち込んで
63角成同銀83金は寄り筋です。受け方は2通りで、52角は同角成同金95歩
これで先手優勢だと。評価値は+1056です。95同歩に92歩同香93歩同香同銀成同玉71角
合駒は95香から王手して取ることができますね。83玉と逃げて94歩同玉44角成12飛24歩同歩34馬・・・という調子です。
ということで、途中の61角には62金上のほうが良いというわけですが、
75歩同歩74歩65桂66歩
45歩65歩53銀85桂81桂75銀
途中で後手に66角を打たれても構いません。この図の評価値は+677の先手有利です。
後手は何か金銀を動かさないといけないようです。その配置のいくつかは、最初のころに調べたように、先手有利になります。抜けているところや、新しく出てきそうな形を調べていきましょう。