もう1回仕掛け手順を復習します。
37桂を後回しにして45歩から。45同歩に55歩
55同歩37桂56歩
24歩同歩33角成同銀45桂
55角と42飛は先手良しでした。46角は難しい勝負でしたね。もう一つ64角の変化も定跡本に書いてあります。
33桂成同飛24飛23歩29飛
ここまでは自然な手順です。後手のねらいは46桂で、対して先手は44銀でも悪くないですが、22角も良い手です。
58桂成同金53飛に、本には書いていないですが、AIに聞くと44銀が一番良いと。
54飛には55歩ですから、飛は捕獲できています。57歩成同銀同飛成同金56歩同金37角成23飛成
この図の評価値は+885、ほぼ先手優勢です。
本に書いてあるのは
58桂成同金53飛に54歩同飛66桂という順です。
55飛同角成同角41飛72銀
定跡本では45飛成でわずかに先手が良いとされているのですが、44金と打たれると面倒です。正しくは21飛成のほうで、評価値は+824の先手有利。
定跡本では形勢が難しいと書かれているのですが、実際には先手がかなり良いです。
とはいえ
この図の後手の最善手46角を攻略できていないわけですから、先手は別の手段を考える必要があります。