今日の名南将棋大会で優勝された廣瀬孝さんから、将棋かわらばん(レポート)を頂きました。了解を得たので公開します。
81歳でこれだけのものが書けること自体がすごいことです。私も80歳で将棋大会に出るのが目標ですが、まだまだ先のことゆえ難しいだろうなあと思います。
今日の名南将棋大会で優勝された廣瀬孝さんから、将棋かわらばん(レポート)を頂きました。了解を得たので公開します。
81歳でこれだけのものが書けること自体がすごいことです。私も80歳で将棋大会に出るのが目標ですが、まだまだ先のことゆえ難しいだろうなあと思います。
本日は第246回名南将棋大会(弐)を開催しました。結果速報です。
少なめの4クラスで、4連勝が4人出ました。
H級優勝
葛西直樹さん(連続優勝)
I級優勝
木田英機さん
J級優勝
石田浩史さん(連続優勝)
K級優勝
廣瀬孝さん
優勝された方々、おめでとうございます。
参加された皆様、ありがとうございました。
トーナメント表の画像です。
過去12回分の優勝記録です。
半分にして拡大します。
新しい定跡があります。といっても20年ほど前の話ですが、私は詳しくは勉強していませんでした。
これまでは37桂と跳ねていたところを(22飛と備えられて難しかったので) 、5歩を先にしてみます。45同歩に37桂では元に戻ってしまうので55歩。
本手順を追いかけていくと、55同歩37桂56歩
24歩同歩33角成同銀45桂
銀が逃げると24飛で成功です。後手は角を打つのですが、まずは55角から。33桂成同飛24飛
23歩25飛99角成88銀98馬
この時点で評価値は+288で先手良しです。定跡本に書いてある手順は(99銀打にも触れられていて、こちらが優るようですが)22角に46桂
68金寄38桂成47銀48成桂56銀58歩
定跡はここで間違っていて、79金59歩成28飛が正しい(先手有利)ですが、58同金寄同成桂同金と清算しています。そこで57歩、35歩には触れているのですが、AIによると43飛だと。
44銀では42飛で困るので、44歩53飛55歩46金
57銀33桂(同角成には57金が利く)29飛56金同銀45銀
左桂を使われて嫌な感じです。先手の最善の受けは66金46歩57金のようですが、
56銀同金上84香
評価値は-301の後手有利です。
もう一度触れますが、途中のこの図で
79金(あるいは28飛)59歩成28飛としておけば
評価値は+315の先手有利です。後手に左桂を使われることはありません。
37桂を先にする従来の定跡よりも、先手としては希望が持てるでしょうか。