後手番升田先生の手を考えます。
第1問
攻めてしまえば後手有利になります。
A 45銀右 B 62飛 C 68歩
第2問
強く切り返します。
A 49金 B 55飛寄 C 55飛成
第3問
これが投了図ですが、この後の寄せを読んでください。
後手番升田先生の手を考えます。
第1問
攻めてしまえば後手有利になります。
A 45銀右 B 62飛 C 68歩
第2問
強く切り返します。
A 49金 B 55飛寄 C 55飛成
第3問
これが投了図ですが、この後の寄せを読んでください。
今日の棋譜20221112
1952年、対局日不明で板谷四郎先生と九段戦です。
板谷先生の先手で76歩84歩56歩85歩77角34歩55歩という進行、中央の位を取りました。ここから居飛車にする将棋も古い時代にはありましたが、
左銀で位を確保して
42玉66歩64歩68飛。四間飛車です。現代の常識では中飛車にするものですが。
14歩65歩同歩同銀、升田先生は左美濃で良さそうな気がしますが33銀。
48金32玉49玉44銀56銀。左銀を繰り出して、5筋の位をねらっています。板谷先生は美濃囲いではなくて金無双を見ています。中央を厚く構えたいということなのでしょう。
13角に88飛。縦に飛を逃げると86歩同歩88歩でやられそうでした。よって横に逃げるのですが、58飛が無難でした。
63銀16歩24角38玉
54歩同歩同銀。位は失いたくないので
55歩ですが、62飛で金取り。受け方が悩ましいです。金を移動するなら68だけど65銀同銀同飛は割打ちが受けにくいです。65歩や66歩は歩損ですし、68角もやられそう。よって67歩か68歩しかないのか。
68飛とぶつけたらもちろん同角成。先手玉が堅ければこれもあるのですが。
68同金65銀同銀同飛。後手に79飛や59銀があるので受けにくいです。66歩や55銀も形が悪いので、
67歩は79飛のほうを受けた手でしたが59銀の割打ち。
58金右68銀不成同金59飛。78銀58金はだめなので
54角55飛寄
55同角同飛成81角成。一応駒得ですが、
59竜69飛49角。ここで投了しています。28玉には69竜同金48金ということでしょう。38銀打は同角成同銀39銀18玉48金で終わり。38桂しかなくて、それでも38角成同銀39飛が両取り。49銀打38飛成同銀39銀18玉38金で寄せられるということですか。
升田先生は先に玉を囲えているので、強襲が利きました。板谷先生は気を付けたつもりの48金の形が災いしたわけですが、後手13角に58飛としておけばまだ長かったでしょう。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.60 棋譜ファイル ----
開始日時:1952/00/00( ) 00:00:00
棋戦:九段戦
戦型:対四間飛車
手合割:平手
先手:板谷四郎
後手:升田幸三
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 8四歩(83)
3 5六歩(57)
4 8五歩(84)
5 7七角(88)
6 3四歩(33)
7 5五歩(56)
8 6二銀(71)
9 6八銀(79)
10 5二金(61)
11 5七銀(68)
12 3二銀(31)
13 5六銀(57)
14 6四歩(63)
15 6六歩(67)
16 4二玉(51)
17 6八飛(28)
18 1四歩(13)
19 6五歩(66)
20 同 歩(64)
21 同 銀(56)
22 3三銀(32)
23 4八金(49)
24 3二玉(42)
25 4九玉(59)
26 4四銀(33)
27 5六銀(65)
28 1三角(22)
29 8八飛(68)
30 6三銀(62)
31 1六歩(17)
32 2四角(13)
33 3八玉(49)
34 5四歩(53)
35 同 歩(55)
36 同 銀(63)
37 5五歩打
38 6二飛(82)
39 6八飛(88)
40 同 角成(24)
41 同 金(69)
42 6五銀(54)
43 同 銀(56)
44 同 飛(62)
45 6七歩打
46 5九銀打
47 5八金(48)
48 6八銀(59)
49 同 金(58)
50 5九飛打
51 5四角打
52 5五飛(65)
53 同 角(77)
54 同 飛成(59)
55 8一角成(54)
56 5九龍(55)
57 6九飛打
58 4九角打
59 投了
まで58手で後手の勝ち