goo blog サービス終了のお知らせ 

名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

大山将棋問題集20211204

2021-12-04 | 大山将棋研究

後手番升田先生の手を考えます。

第1問

 

カウンターで返します。

A 25桂  B 17歩成  C 35歩

 

第2問

 

駒得を確定させるために。

A 25歩  B 16成香  C 44飛

 

第3問

 

両取りをかけられましたが、駒得しているので怖くはないです。どれでも勝てそうで迷うくらい。

A 29竜  B 66歩  C 96歩

 

第4問

 

即詰みです。


大山将棋研究(2191);陽動向い飛車(升田幸三)

2021-12-04 | 大山将棋研究

今日の棋譜20211204

昭和37年11月、升田幸三先生と第1期十段戦第2局です。

大山先生の先手で矢倉です。

でも升田先生は矢倉ではないです。

両方のツノ銀を作って

向い飛車へ。

2手損ですが美濃囲いに囲います。大山先生は46歩を突いているので急戦策を取れないから

87玉型の矢倉から銀を引いて組み替えます。

玉を引いて銀冠にするのでしょう。

升田先生から動きます。13桂から(35歩同歩同飛36歩25飛の筋)37桂に

3筋の歩を交換して待ちます。

87銀43銀(34銀~35歩ねらいか)のところで、大山先生は16歩。

16同歩24歩同歩45歩と仕掛けます。45同歩に24角21飛25歩では威張れませんから、45同歩に16香くらいでしょうか。

升田先生は17歩成同香25桂のカウンター。11香にはひもが付いているし、37桂成は厳しすぎるから

25同桂17香成、これはうまくいきました。

29飛11飛

44歩同銀13歩。あとはどこかで25桂を取れば駒得が確定します。でも27香~25歩では筋が悪いでしょう。

37歩23歩の垂らし合いです。大山先生のほうだけ と金を作れますが、

41飛22歩成53銀、この時に歩切れなのです。46桂と打つのではひどいですから

46銀38歩成26飛、歩切れで成香を作られているものの、それ以上の駒損を抑えています。

48と79角44飛、軽く飛を浮くのは振り飛車らしい手で、

32と25歩同飛24飛、成香得が確定し、飛をさばいて升田先生有利です。

飛交換から飛を打ち合います。飛にはひもが付いているので間の24角を取られることにはならないです。

26歩15角

33と同角45桂で

両取りから銀を取られたのですが、桂と金VS銀の二枚替えの取引でしかありません。

55歩26角54歩

58と65歩95歩、この歩は取る一手かと思いましたが、96歩同銀59角成とか92香打とかがあるのです。大山先生は非常手段に近いですが

端を手抜いて64歩同金26飛成

26同飛成に53角の両取りをかけました。升田先生は元が駒得だったので余裕があります。とりあえず「両取り逃げるべからず」で66歩。66同金には29竜64角成68と で寄せるということでしょうか。

大山先生はまたも手抜きで金を取り合います。でもどう見ても後手の攻めが厳しいですね。

65桂に83金と守られては速い寄せはないです。

62歩に97香

97同角96歩同銀78と、これで詰めろのようです。

61歩成に87金で投了。

 

陽動振り飛車は苦戦することが多いのですが、急戦を封じて駒組になると話は別です。どちらが玉を堅く囲えるかが勝負になります。現代ならば先手は穴熊を考えるのでしょう。本譜は玉の堅さは同じくらいで、すると中盤の折衝で得をした方が有利になります。升田先生がカウンターで桂香交換、実際には香得に近いので、すでに勝負がついています。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1962/11/09
手合割:平手  
先手:大山名人
後手:升田幸三9段
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 8四歩(83)  
   3 6八銀(79)  
   4 3四歩(33)  
   5 7七銀(68)  
   6 6二銀(71)  
   7 4八銀(39)  
   8 4二銀(31)  
   9 2六歩(27)  
  10 5四歩(53)  
  11 4六歩(47)  
  12 4四歩(43)  
  13 4七銀(48)  
  14 4三銀(42)  
  15 5六歩(57)  
  16 6四歩(63)  
  17 5八金(49)  
  18 6三銀(62)  
  19 2五歩(26)  
  20 3三角(22)  
  21 6六歩(67)  
  22 7四歩(73)  
  23 6八玉(59)  
  24 2二飛(82)  
  25 7八玉(68)  
  26 6二玉(51)  
  27 9六歩(97)  
  28 9四歩(93)  
  29 3六歩(37)  
  30 7二玉(62)  
  31 6七金(58)  
  32 5二金(41)  
  33 7九角(88)  
  34 8二玉(72)  
  35 8六歩(87)  
  36 7二銀(63)  
  37 8七玉(78)  
  38 6三金(52)  
  39 7八金(69)  
  40 7三桂(81)  
  41 6八角(79)  
  42 1四歩(13)  
  43 8八銀(77)  
  44 1五歩(14)  
  45 7七桂(89)  
  46 5一角(33)  
  47 7九角(68)  
  48 3二飛(22)  
  49 6八角(79)  
  50 5二銀(43)  
  51 9八玉(87)  
  52 1三桂(21)  
  53 3七桂(29)  
  54 3五歩(34)  
  55 同 歩(36)  
  56 同 飛(32)  
  57 3六歩打    
  58 3一飛(35)  
  59 8七銀(88)  
  60 4三銀(52)  
  61 1六歩(17)  
  62 同 歩(15)  
  63 2四歩(25)  
  64 同 歩(23)  
  65 4五歩(46)  
  66 1七歩成(16)
  67 同 香(19)  
  68 2五桂(13)  
  69 同 桂(37)  
  70 1七香成(11)
  71 2九飛(28)  
  72 1一飛(31)  
  73 4四歩(45)  
  74 同 銀(43)  
  75 1三歩打    
  76 3七歩打    
  77 2三歩打    
  78 4一飛(11)  
  79 2二歩成(23)
  80 5三銀(44)  
  81 4六銀(47)  
  82 3八歩成(37)
  83 2六飛(29)  
  84 4八と(38)  
  85 7九角(68)  
  86 4四飛(41)  
  87 3二と(22)  
  88 2五歩(24)  
  89 同 飛(26)  
  90 2四飛(44)  
  91 同 飛(25)  
  92 同 角(51)  
  93 2一飛打    
  94 2七飛打    
  95 2六歩打    
  96 1五角(24)  
  97 3三と(32)  
  98 同 角(15)  
  99 4五桂打    
 100 4二角(33)  
 101 5三桂成(45)
 102 同 角(42)  
 103 5五歩(56)  
 104 2六角(53)  
 105 5四歩(55)  
 106 5八と(48)  
 107 6五歩(66)  
 108 9五歩(94)  
 109 6四歩(65)  
 110 同 金(63)  
 111 2六飛成(21)
 112 同 飛成(27)
 113 5三角打    
 114 6六歩打    
 115 6四角成(53)
 116 6七歩成(66)
 117 6五桂(77)  
 118 8三金打    
 119 6二歩打    
 120 9七香打    
 121 同 角(79)  
 122 9六歩(95)  
 123 同 銀(87)  
 124 7八と(67)  
 125 6一歩成(62)
 126 8七金打    
 127 投了        
まで126手で後手の勝ち


大山将棋研究(2190);四間飛車に中央位取り(大友昇)

2021-12-03 | 大山将棋研究

今日の棋譜20211203

昭和37年10月、大友昇先生と東京新聞杯です。

大山先生の四間飛車です。

大友先生は急戦です。この時代に棒銀はあり、45歩急戦は(57銀左の形は見ていないですが)多分あったでしょう。左46銀はあったかどうか。(右46銀はありました。)

棒銀ならば大山先生は45歩から角交換する対策を指しています。45歩の急戦は32銀型では成立せず。本譜は中央位取りに。

大友先生は47金が早いですが、桂頭は守っておかねばなりません。

45歩の仕掛けは、同歩に同桂と攻めると失敗します。

よって45同歩同銀の進行ですが、大山先生は軽く52銀と引きます。

58金73桂44歩、これで抑え込めれば先手有望ですが、

33桂34銀44飛のさばきはどちらが良いでしょうか。

23銀成に45桂

45同桂同飛66歩、これは違和感がありますね。後手からの65桂を避けたわけですが、

65歩46歩43飛、ちょっと先手が嫌な形です。

24成銀に大山先生の同角は指しすぎでしょう。66歩34成銀の進行を嫌ったのでしょうが。

24同歩66歩68歩、持ち駒が多いのでこれでも後手不利というわけでもないですが。

75歩23歩成76歩

24飛54歩66角。大友先生が苦労している手順です。

77歩成同玉65桂

67玉64桂。大山先生は銀を取らないのです。この64桂も力をためた感じですが、74桂~66歩も指してみたいところでした。

73歩同金48銀

77歩59金78歩成、先手玉が右に逃げるかどうかという駆け引きがあります。

大友先生はすぐに78同玉とせずに、33と同飛54歩

63飛75桂43飛まで入れてから78と を払いますが、

37歩同銀56歩48銀74歩、75桂を殺されて忙しくしてしまいました。

21角には42歩

25飛57歩成

銀桂交換から65歩、これは取りにくいので

22角成75歩65飛。銀銀と角歩3の交換+馬なので、駒損ではないのですが玉の堅さが違います。後手が指しやすいでしょう。

76銀35飛65桂

47金56銀、大山先生の攻めは小駒だけ、持ち歩がないので重い感じですが、

57桂成77歩67銀右成、銀を捨ててでも先手玉を寄せに行きます。

67同歩同銀成88玉までは良いとして、この68成桂がまずかったようです。歩を手に入れたので76歩同歩77歩~76桂の攻めが正しかった。

68同金同成銀65桂、これで寄せ合いです。でも先手玉はなかなか詰めろがかかりません。一回83金とかわしておくのも良いような甘いような。

78金98玉89成銀、これは89成銀~85桂で詰めろ(3手すき)ですがまだ受けがあります。

43馬を無視して89成銀

73桂成同銀65桂に43歩という手順でしたが、大きな違いはありません。先手の持ち駒が豊富なので、

73桂成同玉74銀同玉75飛と駒を捨てて、

75同玉に73飛から詰んでいました。

 

大山先生に強引な攻め手が多かった感じです。終盤まで形勢は難しいのですが、最後の金と成銀だけで先手玉を追いかけていく手順が悲しいです。受けの好手が入らない将棋では面白くないでしょう。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1962/10/31
手合割:平手  
先手:大友昇7段
後手:大山名人
手数----指手--
   1 2六歩(27)  
   2 3四歩(33)  
   3 7六歩(77)  
   4 4四歩(43)  
   5 4八銀(39)  
   6 3二銀(31)  
   7 5六歩(57)  
   8 4二飛(82)  
   9 6八玉(59)  
  10 6二玉(51)  
  11 7八玉(68)  
  12 7二玉(62)  
  13 5八金(49)  
  14 8二玉(72)  
  15 6八銀(79)  
  16 7二銀(71)  
  17 3六歩(37)  
  18 3三角(22)  
  19 9六歩(97)  
  20 9四歩(93)  
  21 5七銀(68)  
  22 5二金(41)  
  23 2五歩(26)  
  24 1四歩(13)  
  25 1六歩(17)  
  26 6四歩(63)  
  27 6八金(69)  
  28 1三香(11)  
  29 4六歩(47)  
  30 7四歩(73)  
  31 5五歩(56)  
  32 6三金(52)  
  33 5六銀(57)  
  34 4三銀(32)  
  35 3七桂(29)  
  36 4一飛(42)  
  37 4七金(58)  
  38 5一角(33)  
  39 5七銀(48)  
  40 8四歩(83)  
  41 4五歩(46)  
  42 同 歩(44)  
  43 同 銀(56)  
  44 5二銀(43)  
  45 5八金(68)  
  46 7三桂(81)  
  47 4四歩打    
  48 3三桂(21)  
  49 3四銀(45)  
  50 4四飛(41)  
  51 2三銀成(34)
  52 4五桂(33)  
  53 同 桂(37)  
  54 同 飛(44)  
  55 6六歩(67)  
  56 6五歩(64)  
  57 4六歩打    
  58 4三飛(45)  
  59 2四成銀(23)
  60 同 角(51)  
  61 同 歩(25)  
  62 6六歩(65)  
  63 6八歩打    
  64 7五歩(74)  
  65 2三歩成(24)
  66 7六歩(75)  
  67 2四飛(28)  
  68 5四歩(53)  
  69 6六角(88)  
  70 7七歩成(76)
  71 同 玉(78)  
  72 6五桂(73)  
  73 6七玉(77)  
  74 6四桂打    
  75 7三歩打    
  76 同 金(63)  
  77 4八銀(57)  
  78 7七歩打    
  79 5九金(58)  
  80 7八歩成(77)
  81 3三と(23)  
  82 同 飛(43)  
  83 5四歩(55)  
  84 6三飛(33)  
  85 7五桂打    
  86 4三飛(63)  
  87 7八玉(67)  
  88 3七歩打    
  89 同 銀(48)  
  90 5六歩打    
  91 4八銀(37)  
  92 7四歩打    
  93 2一角打    
  94 4二歩打    
  95 2五飛(24)  
  96 5七歩成(56)
  97 同 銀(48)  
  98 同 桂成(65)
  99 同 金(47)  
 100 6五歩打    
 101 2二角成(66)
 102 7五歩(74)  
 103 6五飛(25)  
 104 7六銀打    
 105 3五飛(65)  
 106 6五桂打    
 107 4七金(57)  
 108 5六銀打    
 109 3七金(47)  
 110 5七桂成(65)
 111 7七歩打    
 112 6七銀成(76)
 113 同 歩(68)  
 114 同 銀成(56)
 115 8八玉(78)  
 116 6八成桂(57)
 117 同 金(59)  
 118 同 成銀(67)
 119 6五桂打    
 120 7八金打    
 121 9八玉(88)  
 122 7九成銀(68)
 123 4三角成(21)
 124 8九成銀(79)
 125 7三桂成(65)
 126 同 銀(72)  
 127 6五桂打    
 128 4三歩(42)  
 129 7三桂成(65)
 130 同 玉(82)  
 131 7四銀打    
 132 同 玉(73)  
 133 7五飛(35)  
 134 同 玉(74)  
 135 7三飛打    
 136 7四桂打    
 137 8六銀打    
 138 6五玉(75)  
 139 6六金打    
 140 同 桂(74)  
 141 7五飛成(73)
 142 投了        
まで141手で先手の勝ち


大山将棋問題集20211202

2021-12-02 | 大山将棋研究

後手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

定跡の一手です。

A 14歩  B 44歩  C 22銀

 

第2問

 

駒損は最小限に。

A 97歩成  B 93桂  C 94飛

 

第3問

 

攻めにくいようですが、絶好手があります。

A 87飛  B 36銀  C 67銀

 

第4問

 

持ち駒が多いので難しくない即詰みです。


大山将棋研究(2189);角換わり棒銀(升田幸三)

2021-12-02 | 大山将棋研究

今日の棋譜20211202

昭和37年10月、升田幸三先生と第1期十段戦第1局です。升田先生がリーグ1位、大山先生がリーグ2位で7番勝負ということになりました。

升田先生の先手で角換わりです。

棒銀を選んで

後手は端を受けずに73銀~54角の形。この時には角換わり棒銀のブームは終わっていたと思いますが、後手の最新の対策でした。

私が子供のころに読んだ定跡書では、先手の対抗策としては26飛や36角も書いてありましたが、升田先生の新手がこの38角でした。後には角を打たないで58金も指されました。

後手としては(誰が考えたかわかりませんが)44歩を突きます。この図では46歩14歩の交換を入れてからの24歩のほうが得だという説がありますが、

シンプルに24歩同歩同銀と攻めると、同銀同飛33金。44歩を突いてあるので21飛成とできないわけです。飛の引き場所としては26飛(35銀を打たせる)や25飛(24銀あるいは24歩を打たせる)も有力な手です。

升田先生は28飛、27歩を同飛と取って

同角成同角22飛

28歩62金39金、ここまでがセットの定跡手順で(初めて指されたのは何年か前のはず)、飛と角歩の交換は先手の駒得だというのが主張です。

でも今のAIの評価は後手有利。なぜだかわかりますか?(後の定跡書でも後手が指しやすいとされているでしょう。)

飛角の交換は互角だとして、先手の歩得を生かすには、得した筋の歩を伸ばしていくのが筋です。でも28歩を進めるわけにはいかないので、この歩得はプラスではないです。持ち歩の利はありますが。

玉の堅さは今は後手のほうが堅く(22飛の横利きの守りもある)、(後手の飛の打ち込みに備えるので)先手玉を固めるのが難しいという2つの理由です。27角を使った攻め筋が見えないというのもあるでしょうか。後手は歩を手に入れたら26銀~27歩という攻めもありますし。

升田先生は左の銀金を引いて桂を跳ねます。

56歩や36歩は突きたくないのですが、

16角と出て(35歩を見せて)25銀を打たせてどうか。でも後手はこの銀も攻めに使えそうです。

大山先生は右銀を64へ。8筋に誘いの隙を作ります。82角は92飛、83銀は84飛なのですぐに困ることはなくて、

95桂95歩66歩

14歩65歩53銀82角。この角が有効打になるでしょうか。94香は93桂成がある、けれど72金の返しでまずいか。ということは香を逃げても後手が良さそうですが、

96歩91角成93桂

82馬85桂96歩。馬ができた分で升田先生の駒得が広がったわけですが、後手の桂香をさばかせたと見ることができます。(攻め駒が3枚になった。)ここで後手は77桂成同銀67桂も見えますが、

44桂のほう。升田先生は59香の粘りのほうが良く見えましたが86歩で桂を取りに行きます。

56桂85歩68桂成

68同玉で駒得、後手の攻め駒も減ったところですが、67銀と捨てられます。

67同玉には59飛で両取り。

68銀39飛成18角。飛金と角桂香の交換で駒得というのが先手の主張です。でも玉は薄いので有利ではないです。

27歩同歩36銀、これで後手の攻め駒は4枚近くなりました。後手有利は変わらないようです。

32歩(取れば16桂か)26歩(27銀成よりも良い)22香。飛を横に逃げられて苦しいですが、

22同飛31銀32玉22銀成同玉とすっきり応じられてもまだ悪そうです。つまりここで後手玉を寄せるのが難しいのです。

77玉は後手から86歩などと攻められるのを避けた手でしたが、84歩の合わせは憎らしい手です。

93馬(85歩は39馬)28竜

26歩27銀成84馬、苦心の手順で銀を手に入れられるようにしています。

18成銀同香35角、攻防の角打ちで88銀同玉68角ねらいです。でもすぐに攻められても悪かったですが。

36桂82香

57馬同角成同銀、これで寄せ合いに入ります。

29馬69桂38竜、大山先生は桂を手に入れて桂を使わせて待ちます。まだ詰めろではないようですが、先手玉に詰み筋は出来ています。

升田先生は23銀同玉41角、合駒は24飛なので

22玉32飛21玉24桂で詰めろ。大山先生にはまだ23銀の受けはありますが、

86銀同玉94桂、銀を1枚もらったので

並べ詰みでした。

 

升田先生の解説を聞いてみたいところですが、38角の(数年前の)新手はうまくいきません。15銀と出られる形でも36歩~35歩のほうが良いのか、ならば早繰り銀でいいではないか、というのは相手の陣形次第の議論です。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1962/10/26
手合割:平手  
先手:升田幸三9段
後手:大山名人
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 8四歩(83)  
   3 2六歩(27)  
   4 8五歩(84)  
   5 2五歩(26)  
   6 3二金(41)  
   7 7七角(88)  
   8 3四歩(33)  
   9 8八銀(79)  
  10 7七角成(22)
  11 同 銀(88)  
  12 2二銀(31)  
  13 3八銀(39)  
  14 6二銀(71)  
  15 7八金(69)  
  16 3三銀(22)  
  17 2七銀(38)  
  18 7四歩(73)  
  19 2六銀(27)  
  20 7三銀(62)  
  21 1五銀(26)  
  22 5四角打    
  23 3八角打    
  24 4四歩(43)  
  25 2四歩(25)  
  26 同 歩(23)  
  27 同 銀(15)  
  28 同 銀(33)  
  29 同 飛(28)  
  30 3三金(32)  
  31 2八飛(24)  
  32 2七歩打    
  33 同 飛(28)  
  34 同 角成(54)
  35 同 角(38)  
  36 2二飛(82)  
  37 2八歩打    
  38 6二金(61)  
  39 3九金(49)  
  40 4二玉(51)  
  41 6八銀(77)  
  42 9四歩(93)  
  43 7九金(78)  
  44 4三金(33)  
  45 7七桂(89)  
  46 5四歩(53)  
  47 5六歩(57)  
  48 3三桂(21)  
  49 3六歩(37)  
  50 4五歩(44)  
  51 1六角(27)  
  52 2五銀打    
  53 2七角(16)  
  54 2一飛(22)  
  55 6九玉(59)  
  56 6四銀(73)  
  57 8五桂(77)  
  58 9五歩(94)  
  59 6六歩(67)  
  60 1四歩(13)  
  61 6五歩(66)  
  62 5三銀(64)  
  63 8二角打    
  64 9六歩(95)  
  65 9一角成(82)
  66 9三桂(81)  
  67 8二馬(91)  
  68 8五桂(93)  
  69 9六歩(97)  
  70 4四桂打    
  71 8六歩(87)  
  72 5六桂(44)  
  73 8五歩(86)  
  74 6八桂成(56)
  75 同 玉(69)  
  76 6七銀打    
  77 同 玉(68)  
  78 5九飛打    
  79 6八銀打    
  80 3九飛成(59)
  81 1八角(27)  
  82 2七歩打    
  83 同 歩(28)  
  84 3六銀(25)  
  85 3二歩打    
  86 2六歩打    
  87 2二香打    
  88 同 飛(21)  
  89 3一銀打    
  90 3二玉(42)  
  91 2二銀成(31)
  92 同 玉(32)  
  93 7七玉(67)  
  94 8四歩打    
  95 9三馬(82)  
  96 2八龍(39)  
  97 2六歩(27)  
  98 2七銀成(36)
  99 8四馬(93)  
 100 1八成銀(27)
 101 同 香(19)  
 102 3五角打    
 103 3六桂打    
 104 8二香打    
 105 5七馬(84)  
 106 同 角成(35)
 107 同 銀(68)  
 108 2九龍(28)  
 109 6九桂打    
 110 3八龍(29)  
 111 2三銀打    
 112 同 玉(22)  
 113 4一角打    
 114 2二玉(23)  
 115 3二飛打    
 116 2一玉(22)  
 117 2四桂(36)  
 118 8六銀打    
 119 同 玉(77)  
 120 9四桂打    
 121 7七玉(86)  
 122 8六銀打    
 123 6六玉(77)  
 124 5五金打    
 125 投了        
まで124手で後手の勝ち


大山将棋問題集20211201

2021-12-01 | 大山将棋研究

後手番塚田先生の手を考えます。

第1問

 

ピンチをしのぎます。

A 44同金  B 87桂不成  C 48馬

 

第2問

 

攻めが細い時の手筋です。

A 98歩  B 86金  C58銀

 

第3問

 

これが受けにくいので後手有利。

A 85金  B 78銀成  C 88金

 

第4問

 

最後は派手に決めましょう。

A 59角  B 86同香  C 75飛


大山将棋研究(2188);相矢倉(塚田正夫)

2021-12-01 | 大山将棋研究

今日の棋譜20211201

昭和37年10月、塚田正夫先生と第1期棋聖戦です。

後手番塚田先生の振り飛車模様でしたが居飛車です。

相矢倉に進みます。

互いに早囲いで先後同型に。

64角の様子見で先後同型から離れていきます。46角とすると総矢倉で千日手になるというのがこの頃の常識でした。脇システムはない時代ですから

37銀よりは37桂のほうが考えやすかったでしょう。

互いに矢倉に入ります。

塚田先生は四手角へ。

大山先生は流れ矢倉(57角成同銀を想定)のような陣形で受けます。

駒組が飽和していくのですが、塚田先生の92飛は手待ちの意味しかないでしょう。53銀で45歩を突かれるのが嫌なのでしょうが、ならば51銀~42銀上くらいだったかと。

63銀~72飛は75歩同歩同角をみた待ち方ですが、大山先生はここから仕掛けます。

45歩同歩同桂。35歩も突いてみたいところでしたが。

42銀に46銀。AIが好みそうな桂馬を捨てる指し方です。44歩~45歩同銀と進んでも、後手が歩切れだと44歩を打てるから十分だと。

なので塚田先生は44歩を打たずに65歩で攻め合いです。65同桂同桂同歩

57角成同銀上47角

26飛75歩。この75歩はまだ甘いので、大山先生としては44歩同金を入れておけば楽だったでしょう。

16桂12桂の打ち合いは対等の取引でしょうか。

75歩44歩、これで忙しくなったかな。

66角(これがねらいでした)で桂取りを防いだのですが、塚田先生は端で1歩得て

64歩と合わせて角を追おうと。でも35歩65歩88角くらいで先手は問題なかったですが。

74歩同銀93角成。大山先生は馬を作るほうが好きなのですが、これだと45桂を取られます。

45歩同銀75桂

68金引44歩。銀を取られたら先手の駒損です。

73歩同飛84馬72歩。これで馬飛の交換の権利ができましたが、後手玉は飛には強い形です。

48香38角成44銀と返して

48馬同銀44金。銀桂と角歩2の交換ということになりました。形勢も互角でしょう。

76歩66香

57銀68香成同銀

87桂成同金65銀。少し駒得になりましたが、先手玉は薄くなっています。

78香98歩。この攻めは切らしにくいです。と言って後手玉を寄せるのも駒を渡しそうなのでどうしたものか。

85馬99歩成88玉、危ないほうに玉を逃げたようですが、入玉をねらっています。

86歩同金89銀、先手玉が寄るかどうかの勝負です。

75歩(善悪がよくわからないです)98と

77玉97と で詰めろ。

67銀55歩66歩

56銀58銀。銀を逃げたのは弱い手でしょう。代わりに74歩くらいだったか。

84歩76馬88金で詰めろ。先手玉はかなり狭いです。後手有利になった(寄せ切れそう)感じです。

69銀の受けに、塚田先生は78銀成から清算して

67銀打同馬88と。後手玉は堅いので切れない攻めならば勝ちです。68玉ならば67銀成同玉59角くらいでも良いでしょう。

88同玉67銀成、これで59角や77角があります。

76金85香

86歩75飛まで。75同金には77角~86角成。飛を使えたら寄せ切りです。

 

大山先生には珍しい受け損ねでした。先攻していたはずなのですが、受けに回ったというのは棋風というか、最善を逃したというか。相居飛車だと受けに片寄るのは怖いです。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1962/10/22
手合割:平手  
先手:大山名人
後手:塚田正夫9段
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 3四歩(33)  
   3 2六歩(27)  
   4 4四歩(43)  
   5 4八銀(39)  
   6 3二銀(31)  
   7 5六歩(57)  
   8 5四歩(53)  
   9 6八玉(59)  
  10 8四歩(83)  
  11 7八銀(79)  
  12 5二金(61)  
  13 7七銀(78)  
  14 6二銀(71)  
  15 7八玉(68)  
  16 3三銀(32)  
  17 5八金(49)  
  18 4三金(52)  
  19 7九角(88)  
  20 3一角(22)  
  21 6六歩(67)  
  22 4二玉(51)  
  23 6七金(58)  
  24 3二玉(42)  
  25 2五歩(26)  
  26 8五歩(84)  
  27 3六歩(37)  
  28 7四歩(73)  
  29 1六歩(17)  
  30 6四角(31)  
  31 3七桂(29)  
  32 7三角(64)  
  33 1五歩(16)  
  34 2二玉(32)  
  35 8八玉(78)  
  36 3二金(41)  
  37 7八金(69)  
  38 6四歩(63)  
  39 4六歩(47)  
  40 8四角(73)  
  41 5七角(79)  
  42 7三桂(81)  
  43 6八銀(77)  
  44 9四歩(93)  
  45 7七桂(89)  
  46 9五歩(94)  
  47 4七銀(48)  
  48 9二飛(82)  
  49 7九玉(88)  
  50 6三銀(62)  
  51 2九飛(28)  
  52 7二飛(92)  
  53 4五歩(46)  
  54 同 歩(44)  
  55 同 桂(37)  
  56 4二銀(33)  
  57 4六銀(47)  
  58 6五歩(64)  
  59 同 桂(77)  
  60 同 桂(73)  
  61 同 歩(66)  
  62 5七角成(84)
  63 同 銀(68)  
  64 4七角打    
  65 2六飛(29)  
  66 7五歩(74)  
  67 1六桂打    
  68 1二桂打    
  69 7五歩(76)  
  70 4四歩打    
  71 6六角打    
  72 9六歩(95)  
  73 同 歩(97)  
  74 同 香(91)  
  75 同 香(99)  
  76 6四歩打    
  77 7四歩(75)  
  78 同 銀(63)  
  79 9三角成(66)
  80 4五歩(44)  
  81 同 銀(46)  
  82 7五桂打    
  83 6八金(67)  
  84 4四歩打    
  85 7三歩打    
  86 同 飛(72)  
  87 8四馬(93)  
  88 7二歩打    
  89 4八香打    
  90 3八角成(47)
  91 4四銀(45)  
  92 4八馬(38)  
  93 同 銀(57)  
  94 4四金(43)  
  95 7六歩打    
  96 6六香打    
  97 5七銀(48)  
  98 6八香成(66)
  99 同 銀(57)  
 100 8七桂成(75)
 101 同 金(78)  
 102 6五銀(74)  
 103 7八香打    
 104 9八歩打    
 105 8五馬(84)  
 106 9九歩成(98)
 107 8八玉(79)  
 108 8六歩打    
 109 同 金(87)  
 110 8九銀打    
 111 7五歩(76)  
 112 9八と(99)  
 113 7七玉(88)  
 114 9七と(98)  
 115 6七銀(68)  
 116 5五歩(54)  
 117 6六歩打    
 118 5六銀(65)  
 119 5八銀(67)  
 120 8四歩打    
 121 7六馬(85)  
 122 8八金打    
 123 6九銀(58)  
 124 7八銀成(89)
 125 同 銀(69)  
 126 同 金(88)  
 127 同 玉(77)  
 128 6七銀打    
 129 同 馬(76)  
 130 8八と(97)  
 131 同 玉(78)  
 132 6七銀成(56)
 133 7六金(86)  
 134 8五香打    
 135 8六歩打    
 136 7五飛(73)  
 137 投了        
まで136手で後手の勝ち


大山将棋問題集20211130

2021-11-30 | 大山将棋研究

先手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

2歩手持ちにしたあとの構想です。

A 36飛  B 57銀引  C 77銀

 

第2問

 

後手の中央の攻めを緩和したいのです。

A 48歩  B 26飛  C 86香

 

第3問

 

気が付きにくい手です。

A 53香  B 42金  C 61金

 

第4問

 

両取りで難しくしたようですが、きれいな寄せがあります。

A 61同竜  B 53竜  C 82角成


大山将棋研究(2187);三間飛車に57金戦法(升田幸三)

2021-11-30 | 大山将棋研究

今日の棋譜20211130

昭和37年10月、升田幸三先生と第1期棋聖戦です。

升田先生の三間飛車です。

この当時は45歩の急戦定跡は出現していません。大山先生は57金戦法(金立ち戦法)。対中飛車以外にも使えるようですが、玉が薄くなるのが難点です。

すぐに中央から動きます。

スムーズに56金の形を作れるのが、金と銀の違いです。

右銀を繰り出して

3筋を攻めます。

飛で圧力をかけて

2歩手持ちにできました。

銀を引いて

4筋の歩を突き出します。形勢は互角ですが、先手のペースではあるでしょう。升田先生は美濃囲いから木村美濃に組み替えているのですが、堅さを好む現代将棋では好まれませんでした。今のAIならばどれを選ぶかわかりませんが、現代ならば銀冠のほうでしょうか。

33角48飛45歩から角交換して

大山先生は銀を上がるのですが、

65歩77銀引64銀左、これは後手陣の姿が良いです。

57金55歩53歩、53同金は24歩同歩23角とするのでしょうが、升田先生はそのほうが良かったかも。

84角の自陣角は升田好みですが善悪は不明です。49飛53銀

15歩は取ると14歩同香24歩同歩23角がありました。先の13香が角交換に弱かったということなのです。なので端を放置して64銀左。(1~3筋が受からないのならば53同金としておく方が良かったという理屈でした。)

21角には42飛よりも42金のほうがいいのか、よくわかりません。

飛をさばいたけれど、32金が離れていますから。さて駒損は避けられないので何か攻めねばなりません。

角を打ち込んで

左桂を使います。これならば駒損でも悪くはないか。

86香に62角は仕方なかったか。してみると少し苦しかったのかもしれません。

61飛84歩41飛成、この金取りは受けにくいので、

85歩同香84歩32竜

85歩48金。升田先生は飛金と角の交換ですから駒損です。

47香同金同歩成56飛、これで駒損が緩和されて難しくなったか。攻めるならば57金、守る手はいくつかありますが

52歩58歩、互いに辛抱すると、また難しい図です。73角~46と くらいだったでしょうか。

64銀左44歩55金

55同飛同銀43歩成、飛は持ち駒の金を使って取ったので大したことはありません。と金を作られて52とが嫌な感じです。ここは平凡ならば39飛52と35角、戦えないことはないと思うのですが、

54飛の自陣飛車は攻防でした。こういう手は見えにくいです。対して大山先生は53香。52と を実現したかったのですね。でも重いから(後に出てくる)58と同金46銀でまだ難しかったのではないでしょうか。

53同角同と同飛、後手玉の堅さを重視したわけですが、金損は大きいでしょう。先手有利がはっきりしたのでは。

41竜83香

51竜(小さな竜の動きで気が付きにくい)58と同金46銀

59歩57桂成。これで後手の寄せ合い勝ちならば良いのですが、

62金は結構速い手で、58成桂で寄せ合いです。後手玉は2手すきくらいでしょうか。先手玉に詰めろは難しいから3手すきくらい。

72金同銀71角

73玉62竜84玉58歩。一回手を戻すのが良いのですね。68銀を取って73銀打がまわればまだ難しいかというところでした。(72銀には角のひもがついています。)

61金に82角成、竜は見切って角を成れば良いと。

62金86歩で詰めろ。これは受けが難しいです。

73桂85歩同桂86金で詰めろ。

ここまで。

 

57金戦法で勝つのは大変ですが、右銀を中央に使う形ならば勝負になっていると思います。終盤まで難しい戦いが続いているのですが、升田先生がいくつかチャンスを逃しているのではないでしょうか。大山先生は派手な手を指していない(なので問題集がつまらないかも)けれど確実な手を積み重ねた感じです。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.46 棋譜ファイル ----
開始日時:1962/10/19
手合割:平手  
先手:大山名人
後手:升田幸三9段
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 3四歩(33)  
   3 2六歩(27)  
   4 4四歩(43)  
   5 4八銀(39)  
   6 3二飛(82)  
   7 2五歩(26)  
   8 3三角(22)  
   9 5六歩(57)  
  10 5四歩(53)  
  11 6八玉(59)  
  12 6二玉(51)  
  13 7八玉(68)  
  14 7二玉(62)  
  15 5八金(49)  
  16 4二銀(31)  
  17 6八銀(79)  
  18 8二玉(72)  
  19 9六歩(97)  
  20 9四歩(93)  
  21 5七金(58)  
  22 7二銀(71)  
  23 5五歩(56)  
  24 同 歩(54)  
  25 4六金(57)  
  26 5三銀(42)  
  27 5五金(46)  
  28 5四歩打    
  29 5六金(55)  
  30 5二金(41)  
  31 5七銀(48)  
  32 6四歩(63)  
  33 3六歩(37)  
  34 7四歩(73)  
  35 4六銀(57)  
  36 4三金(52)  
  37 3五歩(36)  
  38 5一角(33)  
  39 3八飛(28)  
  40 3五歩(34)  
  41 同 銀(46)  
  42 3四歩打    
  43 4六銀(35)  
  44 6三銀(72)  
  45 1六歩(17)  
  46 1四歩(13)  
  47 5七銀(46)  
  48 7二金(61)  
  49 4六歩(47)  
  50 1三香(11)  
  51 4五歩(46)  
  52 3三角(51)  
  53 4八飛(38)  
  54 4五歩(44)  
  55 3三角成(88)
  56 同 桂(21)  
  57 6六銀(57)  
  58 6五歩(64)  
  59 7七銀(66)  
  60 6四銀(53)  
  61 5七金(56)  
  62 5五歩(54)  
  63 5三歩打    
  64 8四角打    
  65 4九飛(48)  
  66 5三銀(64)  
  67 1五歩(16)  
  68 6四銀(53)  
  69 2一角打    
  70 4二金(43)  
  71 3二角成(21)
  72 同 金(42)  
  73 1四歩(15)  
  74 5六歩(55)  
  75 5八金(57)  
  76 2七角打    
  77 5九飛(49)  
  78 4六歩(45)  
  79 1三歩成(14)
  80 4五桂(33)  
  81 8六香打    
  82 6二角(84)  
  83 6一飛打    
  84 8四歩(83)  
  85 4一飛成(61)
  86 8五歩(84)  
  87 同 香(86)  
  88 8四歩打    
  89 3二龍(41)  
  90 8五歩(84)  
  91 5三歩打    
  92 同 銀(64)  
  93 4八金(58)  
  94 4七香打    
  95 同 金(48)  
  96 同 歩成(46)
  97 5六飛(59)  
  98 5二歩打    
  99 5八歩打    
 100 6四銀(53)  
 101 4四歩打    
 102 5五金打    
 103 同 飛(56)  
 104 同 銀(64)  
 105 4三歩成(44)
 106 5四飛打    
 107 5三香打    
 108 同 角(62)  
 109 同 と(43)  
 110 同 飛(54)  
 111 4一龍(32)  
 112 8三香打    
 113 5一龍(41)  
 114 5八と(47)  
 115 同 金(69)  
 116 4六銀(55)  
 117 5九歩打    
 118 5七桂成(45)
 119 6二金打    
 120 5八成桂(57)
 121 7二金(62)  
 122 同 銀(63)  
 123 7一角打    
 124 7三玉(82)  
 125 6二龍(51)  
 126 8四玉(73)  
 127 5八歩(59)  
 128 6一金打    
 129 8二角成(71)
 130 6二金(61)  
 131 8六歩(87)  
 132 7三桂(81)  
 133 8五歩(86)  
 134 同 桂(73)  
 135 8六金打    
 136 7七桂成(85)
 137 同 玉(78)  
 138 投了        
まで137手で先手の勝ち