淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

つばめ   [327]

2011-06-10 10:00:48 | 想い
        玄関軒下で孵った4羽の一番子たちも、やっと飛べるようになった。
        親鳥が餌を運んできて与えるさまを写そうと、右目でフアインダ―を覗きながら、
       左目で親鳥の接近を探ってシャッタ―を切るが間に合わない。
        相手も用心しているからその動きは素早く、遅れてしまう。

        親の接近を感知し、期待に口を大きくあける
        
        口移しに餌を与える瞬間、すぐ飛び去る
        
        

        話かわって
        今までにも朝日、毎日、読売、産経、日経そして神戸と、少ない時でも2紙の新聞は購読してきた。
        最近、手にして真っ先に目を通すのは読売の1面、「編集手帳」欄である。
        ここに掲げるものは 6月8日付のものである。

        【 この短い手紙を毎日書いていると、取り上げた出来事や書き留めた言葉をすべて記憶していては
       身がもたない。
        忘れ去るのが仕事のようなところがある。
        それでも胸に刻まれて、そらで言える言葉が幾つかある。
        ◆たとえば、3年前の北京パラリンピック・車いすで2種目目を制した伊藤智也選手が、金メダルの
       喜びを語った言葉。
        「生きてきた人生のなかで5番目にうれしい。子供が4人いるので」
        ◆たとえば両親を津波にさらわれた昆愛海(まなみ)ちゃん(5)が母親にあてた手紙。
       「ままへ。いきてるといいね。おげんきですか」
        ◆殺傷事件のあと、大阪教育大附属池田小学校を訪ねたことがある。
        祭壇の設けられた正門に手紙が供えてあった。
        近所に住む子供だろうか、5歳の男の子のたどたどしい字である。
        「8人のおにいちゃん おねえちゃんへ つよくなってわるいひととたたかいます」。
        心を凍らせた朝から、きょうで10年になる。 

        三つの言葉を結ぶひとつの糸があるとすれば<命>だろう。
        大人たちも、あの坊やにならって誓うしかない。
        命を脅かす天災にも、凶悪な犯罪にも、「つよくなってたたかいます」と。 】 

        腹が立って、購読契約を破棄しようかと何度も思う読売新聞であるけれど。


                  目を通してくださりありがとうございました

                  日記@BlogRanking


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
読売新聞 (Huちゃん)
2011-06-10 16:03:29
我家も朝日、読売派です。
今日のブログ拝見して改めて感動しています。
「命」のキーワード心に深く刻み込まれました。
上のツバメの営みも「命」にピッタリですね。
人間の子供虐待をこのツバメはどの様に見ているのでしょうね。
素晴らしいブログ有難うございました。
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ツバメ (y-mie)
2011-06-10 16:12:04
大きな口 可愛いですね。動きのある写真素敵です。こんなのなかなか撮れません。ずうっと待っていなくてはならないのでしょうね。
命の問題 直面して尚更ないがしろにする事件など腹が立ってなりません。涙しながら一人でブツブツぼやいているだけですが…。
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Unknown (ガーネット)
2011-06-10 20:40:26
「命」
なんと言おうか?
どの言葉にも深い意味を感じ感動しました。

「ママへ 生きているといいね。元気ですか」

まなみちゃん ママの分も元気に育ってねー
そして幸せになってほしいと願います。
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Hu ちゃん さん へ (satoyama)
2011-06-10 22:58:02
他の方にも読んでもらいたくて、長いものを転載して、迷惑だったでしょう。
心を動かされることがいろいろありますね。
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y-mie さん へ (satoyama)
2011-06-10 23:05:42
夫婦で運んでくるので、ひんぱんに帰ってくるのですよ。
もっとシャッタースピードを速めたら的確に写せたかもしれませんが、なんせオートまかせのずぼらですから。
私もつい涙してしまいます。涙もろくなったのかも。歳のせいでしょうか。
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ガーネット さん へ (satoyama)
2011-06-10 23:10:38
この子のことを伝えた新聞の切り抜きを保存しているのですが、悲しい話でした。
私には話でしかないのですが・・・・・。
ついあつくなります。
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編集手帳 (hirugao)
2011-06-10 23:26:31
こんばんは

今年も叉ツバメさんやって来たのですね。
飛翔の様子がとてもよく撮れています。

我が家も読売ですが編集手帳のファンです。
「命」皆に同じように与えられていません。
自分に与えられた分だけやはりちゃんと生きたいと思いますね。
余りに素直な「ままへ・・・」には涙なしでは読めません。
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hirugao さん へ (satoyama)
2011-06-11 19:08:31
去年、新顔が来て作った巣には、今年は戻ってきませんでした。
枠の中で、無理をしないでか・・・・。
そうですね。
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心に (magamik)
2011-06-18 21:46:37
こんばんわ~
ツバメの雛元気に育っていますね。
ほのぼのとした画像にホッとします。

三人の言葉重く心に響きました。


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magamik さん  (satoyama)
2011-06-18 23:03:50
まだ飛べない頃に、毎回、一度か二度下へ落ちる雛がいます。
気付く度にひらい上げて巣に戻すのです。
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