![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/59/96521d579f9e374ac0732fd6a4137bde.jpg)
先日、画文帖「夢の道」出版記念 河野卯港展 を観るために、北野(異人館街)へ
向うハンター坂の途中にあるギャラリー島田へ行った。
神戸にも縁が深く、個展を何度か開いていたそうだが、2008年、59歳で慢性
白血病で亡くなっている。
今回は画集を発行したこの画廊での出版記念展であった。
この本のページを開いた真っ先のところに本人の写真とともに画人のひと言が掲げ
られている。
「ぼくの使命は、この世にヒューマンな人々に、弱いながらの愛を
もとめて生きる人間を描くためにある。
現代に生きる哀しみの人々を歌うことである。
その使命を終えて、あの世に行くだけの人生で、神がどれだけ生かして
くれるかだ。」
画廊に入ってしばらくするとどの絵からも語りかけてくるものを感じた。
寂しい人間に注ぐ、同じレベルの悲しい人間の目である。
なるほど、この個展を伝える新聞の書き出し「弱い人間への共感描く」とはこのことか。
この人は、中央画壇にあがれることもなく、目だった受賞も無く旅立った。
画面を横切る原色の赤、黄、青のなんと冷たいことか。
自分には割高な画集だったけれど、迷わず手に入れて外に出た。
ハンター坂を三宮へ下るときに、一枚スケッチをした。
下り坂は難しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/41/5fdd2dac0d44af171fe1c6601603010a.jpg)
サイズ F3 [099]
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向うハンター坂の途中にあるギャラリー島田へ行った。
神戸にも縁が深く、個展を何度か開いていたそうだが、2008年、59歳で慢性
白血病で亡くなっている。
今回は画集を発行したこの画廊での出版記念展であった。
この本のページを開いた真っ先のところに本人の写真とともに画人のひと言が掲げ
られている。
「ぼくの使命は、この世にヒューマンな人々に、弱いながらの愛を
もとめて生きる人間を描くためにある。
現代に生きる哀しみの人々を歌うことである。
その使命を終えて、あの世に行くだけの人生で、神がどれだけ生かして
くれるかだ。」
画廊に入ってしばらくするとどの絵からも語りかけてくるものを感じた。
寂しい人間に注ぐ、同じレベルの悲しい人間の目である。
なるほど、この個展を伝える新聞の書き出し「弱い人間への共感描く」とはこのことか。
この人は、中央画壇にあがれることもなく、目だった受賞も無く旅立った。
画面を横切る原色の赤、黄、青のなんと冷たいことか。
自分には割高な画集だったけれど、迷わず手に入れて外に出た。
ハンター坂を三宮へ下るときに、一枚スケッチをした。
下り坂は難しい。
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高野卯港という画家は知りませんでした。
新聞が描いていたという「弱い人間への共感描く」言葉の意味は実際の絵を見ないと伝わってきません。
以前satoyamaさんがコメントのところで描かれていたのを思い出しました。
たくさん見て忘れる・・・そんな意味だったと思いますが、その時には何かが自分の物になっているように感じました。
良かったようですね。
ハンター坂、・・・・・・。
一枚スケッチ、・・・・・・。
素敵ですね。
見せていただき、siawase気分です。
ありがとうございました。
昨日も、コメント&応援ポチに、深謝です。
応援ポチ♪♪
カメラならファインダーを覗けば一瞬にして風景を切り取ることが出来ますが、satoyamaさんは風景、特になんでもない街並みを、何時もファインダー無しに切り取って作品にしてしまう。その眼力と筆力に脱帽です。
作品は淡彩ですが、観る私は、カラー写真よりより自然な濃い色彩を感じています。
下り坂。いいですね。(僭越ながら。)
この様な無駄のない写真が撮りたいです。
画面が静に語りかけてくれるようです。
参考にさせて頂きます。
高野さんの絵を見るのも、名前を見たりするのも初めてですが、いい作品を残されたとおもいます。
応接室に飾るのには合っていませんが。
がんばってください。
キョロキョロと絵になる所ばかりを探して歩いている訳ではないのですが・・・。
ふっと引き込まれる時があるのです。
スケッチだと、あまり詳しく描かなくて済むので楽です。
引寄せて構図のなかに入れたり、看板やテントに別の色を使ってみたり出来るので、
画面の整理がし易い点はあるのです。
ハンター坂の絵 心なしか何時もと違います。
幸せで居てくださいと。