菊 サイズ F3
最近読んだ本のこと。
「急な青空」(南木佳士著)
「芸術の理解のために」(古林太市郎著)
前者は図書館で借りて、2度目である。
後者は自宅の棚から引っ張り出してきて読んだのだが、独身の頃に不便な地の
現場宿舎で読んだのが最初で、その後何度も読んでいるが、その中の「子猷訪戴」の
故事を引用しての話に興味を持ったのがきっかけである。
ある意味では、自分の深奥に染みついているかもしれない。
その頃に読んだ読書を薦める本の中に、本を読んで一旦感動してしまうと、元の
自分には戻れないというのがあった。
そういう事柄の波調に合う素養がもともと体の中に有って、眠っていたものが目を
覚ましてしまうのだというような意であった。
このことも面白いと思っていた。
読書だけのことでは無い、絵画、音楽の鑑賞にも通ずることではないかと。
目を通してくださりありがとうございました
今もこうして、大変な時なのに見て頂いて本当に嬉しいです。
積読を恥じています。
もうあまり時間も残っていないのに。
一緒です。
今、公園でも小菊が咲き誇っています。
下書きに頼らない画法、いいなぁと思いつつ、
見せていただいてます。
色の重ねがとっても美しい、描いておられるところを見てみたい気がします。
”一旦感動してしまうと、元の自分に戻れない”それほどまでに感動したことが最近あっただろうかと考えてしまいました。
重ねて出る色の方が、パレット上で混色して作った色より
澄んでいるようですね。
だんだん固定観念で目が覆われてきているので、素直に見聞きすることが
難しくなってきました。