美山たそがれメール

山村の四季情報や暮らしを発信します。

たそがれ世代のおばちゃんのブログです。

「だから生きる」を読んで

2015年09月25日 | 日記
今日は川島なお美さんの死がテレビ、新聞で流されている。54歳、若過ぎる死、胆管癌、また癌死だ。9月初めの記者会見であまりの激痩せに、私は危ないと思っていた。

つんくの「だから生きる」を読んだ直後だった。彼は咽頭癌で声帯までなくし、声を失ったのだ。その前後のことが書かれていた。私は30数年前の自分を思い出した。私の場合は甲状腺がんで手術の時に声帯を傷つけられて声を失った。彼と同じで手術後にボードとマジックを渡されて途方にくれたものだった。医師は「命の代わりに声がでなくなりました」と告げた。つんくは歌手だから、声を失ったことで相当混乱しただろう。家族のために声をうしなっても生きると決意するまで悶々と悩んだにちがいない。私は少しずつ声が出るようになったが、この間耳鼻科の医師が、私の喉の中を気管支ファイバーで見て「こんなに狭くなって食事が通らないなら喉の手術が必要になります。命の代わりに声帯がなくなりますが」と言われた。私は何度も医師から色んなことを言われているから、そう驚かない。31歳で死んでいてもしかたがなかった命、67歳まで生き延びてこられただけでも感謝しなければならない。

これからつんくがどう生きていくか気になる。作詞、作曲など多彩な才能の持ち主だから今まで以上の活躍を期待したい。