美山たそがれメール

山村の四季情報や暮らしを発信します。

たそがれ世代のおばちゃんのブログです。

栃の木の下で

2015年09月15日 | 日記
配達を夫に頼み、10時過ぎから母屋の布団を8枚と座布団、枕などを干して紋次郎と栃のみ拾いに行く。数十年前15日に知人と拾いに行ったことを思い出したから。道に車を止めて川を渡る。谷筋を上る。谷の中に栃の実が落ちているの見た。広場になっている栃の木の下に栃が散乱している。一瞬ド応して拾おうかと考える。一粒ずつ拾っていたがらちがあかない。籠が一杯になったので一度車まで運ぶ。そして車に積んであった三斗用のビニール袋を持っていくことにした。紋次郎はついて来なかった。私はビニール袋に皮のまま詰め込んだ。そして、また籠が一杯になったので車に持って行った。ビニール袋の栃は重くて私では持てない。栃の木の下に置いてきた。明日にでも夫に運んでもらおう。家に帰って昼食をと思っていたのに、小浜の移動販売車が来ていた。2時過ぎまで山にいたのだ。

夜、新米をもって夫は帰ってきた。去年より収穫量が多かったそうで機嫌がいい。明日山に行ってと頼むとしぶしぶ返事をした。私も雨が降るまでもう一度山に行くつもりだ。私は本当に山が好きだ。栃を拾っていると鳥のさえずり、セせせらぎの音しか聞こえてこない。私は季節の中で生きていると実感する。