美山たそがれメール

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新米を炊く

2015年09月17日 | 日記
今朝は雨、ふらっと用の弁当は休み。

夫が9時前にやってきた。新米を炊くから持ってきてと頼む。5合洗った。新米を炊くときは水加減が難しい。私が硬めのご飯が好きなので水を少し減らす。炊き上がった米は白く膨らみ見るからに美味しそうだった。夫は一口食べて「今年の米はおいしい」と言った。私の返事は「今年の気候が良かったのよ」一人で米作りをしている夫は「そんなことはない。谷水がいいのや」と持論を曲げない。でも、本当に今年の米は美味しいと思った。民宿のお客さんからも注文が来ているので発送しなければならないが、夫はそこまではしない。私が発送する。

炊き立てご飯を母屋の仏壇に供えた。舅も姑も米つくりにはうるさかった。夫が一人で作る前は、二人の米つくりは下手だった。私はおいしいと思ったことがなかった。数十年前、この地での米つくりは難しかったそうだ。小さな棚田で水も十分になく気候も寒く収穫量も少なくて、1年間の食料米を確保できなかったそうだ。私が来てから耕地整理もでき水源も確保でき機械化が進み気候も温暖化で収量が増えた。

仏壇の二人はこのごはんをどう思っているだろう?