美山たそがれメール

山村の四季情報や暮らしを発信します。

たそがれ世代のおばちゃんのブログです。

母は逝った。親族だけの葬儀で

2020年06月01日 | 日記
今日は、喪服で葬儀場に向かう。天気は曇り空、週明けの月曜日
人が亡くなろうと日々の暮らしは続いていく。車で1時間葬儀場に着いた。
妹家族が葬儀場で泊ってくれた。多くの親戚の人たちが来られるが
顔を合わせるのは葬儀か結婚式の時だけだ。お互いに年齢を重ね
昔の面影だけで確認する。葬儀は淡々と過ぎていく。お焼香の時以外は
椅子に座ったまま。最後に棺の中に花を入れていく。多くの花のお供えで
棺の中は顔以外は花で埋められた。私は母に一言
「ご苦労さん。ありがとう。さようなら」
最後に隅っこに釘が打ちつけられた。焼き場の釜に入れられて重油で燃やされた。。
黒い煙は勢いよく空に向かっていった。2時間後母の肉体は骨だけになってもどってきた。
ああ、これで母はこの世にいないことを確信する。母は逝ってしまった。

3年前に亡くなった妹とは会うだろう。しかし33年前に亡くなった父とは
会えないかもしれないなあ。60歳で亡くなった父は92歳の母を探すことができない
だろう。母があまりにもおばあさんになっているから。

私をこの世に誕生させてくれた二人は亡くなり、もう度々実家に行くこともない。
これからは、私がどのように老いて死ぬのかが課題になる。