美山たそがれメール

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里芋を煮る

2020年01月04日 | 日記
お正月も4日目になり市販のおせちにも飽きてきた。今回も食べきったのは
味つけ数の子と芋棒だけだ。後は箸をつけただけだ。私はほとんど食べていない。
夫は白菜漬けと鰊漬けを食べている。市販の浅漬けは最後まで食べきらない
うちに味が変わってしまう。家でつけた物は下漬けがきちんとしているので味は
変わらない。白菜漬けも鰊漬けも10キロ漬けたがなくなってっきた。半分は次男
家族にも送ったが。鰊漬けは当地のお正月の漬け物である。

里芋を煮ることにした。今まで食べていた里芋が亡くなった。棒鱈と煮汁が残った。
友人が無化学肥料、無農薬で作った海老芋は美味しかった。東京で20年以上暮らし
40代になってから美山に来て農業をやりだした。彼女は数年前から野菜つくりも
挑戦したらしい。12月のある日「私が作った海老芋食べて。有機で作ったからと」
言いながら無造作に新聞紙で包んだ海老芋を置いて行った。私はあまり期待していなかったが
お正月にもどし棒鱈と煮たら美味しかった。柔らかくて煮崩れもしなくてほくほくしていた。
私は海老芋だけはたくさん食べた。最後に棒鱈と煮汁が残った。

それで今日の午後、野菜つくり名人を自称している知人の里いもを煮ることにした。
里芋は必ず皮を剥いだ後、米のとぎ汁で少し柔らかくなるまで湯がく。それから煮汁で
ことことと炊く。知人の里いもも柔らかく煮えた。この煮物には出汁雑魚で取った出汁を
使った。残りの煮汁も混ぜた。一晩おいたほうが味が染みこむ。

煮物のコツは下茹でと出汁の使い方だと思う。後は醤油、酒、砂糖、みりんなど素材で
使い分ける。93歳の母は煮物が上手だった。72歳の私はまだ母の腕前には届いていない。