三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 2月27日 内職?はコツコツと。

2016-02-27 | メンテナンスお気楽日記
又々、機械式糸結び装置(ノッター)の話です。「持ってないか?」と言われれば「ン・ウン・・」

有ることはある。自分で出来るかぎりの修理もしてある。でも、糸が変われば定かではない?
だから、客先工場に持ち込んで、結び目・切れ味を確認して、選んでもらわなければならない。

種類も数も色々とある。只、自信をもって行けないのは、カバーが揃わない。見た目は悪い。
いくら寄せ集めで整備できるとしても、部品が足らなければ、完成?には至らない。

以前は、カバーやスプリングだけの新品注文もできたが、今は入荷しないと聞いている。
破損しやすい箇所は決まっている?ので、当然、中古部品も不足してしまう。


女工さん(実は社長)の技量不足。幡結びがままならない作業者をフォローするには必要な道具。
体感(指先)で覚えてもらうのが一番大切なのだが、教える人も時間もないのが現状。

器械(装置)に頼れば経費が掛かる。メスダン一台が5~6万。現状利益では投資は厳しい。
新品が売れなければ、販売店は廃業し、メーカーも事業縮小するのが当然の?流れ。

修理に出すのも、それなり(相当)の経費が掛かる。それなれば、まだ中古を買った方が安い。

動機はカンタンだが、選別は複雑。廃業工場で使っていた機器なら、まだマシも、集まって来るのは
使用状況のわからない「現物」のみ。使えなくて?棚に残っていたのまで入ってくる。

整備にかかる前にも、一次選別・二次選別、部品取りにするか?直してみるか?
直すとなれば、分解・清掃。動きをスムーズにして、破損個所を交換する。そして組み立て。

ここまでやっても、結び目がままならないのも出て来ます。2回に1回の確立。さあ、どうしよう。
中古の場合は、Aランクは簡単だがBランクCランクの判断が難しい。残すか?捨てるか?

だから中古機器整備は、あせらずにじっくりと見極める事が大切です。
CランクをBランクとして使ってもらえる様、生かせる様、コツコツと作業します。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

ブログランキングに参加しています!1日1回クリックをお願いします!!
↓↓↓↓↓↓↓↓
人気ブログランキングへ